消防士は昨年12月8日午後8時50分から9日午前0時10分頃までの間、宮城県内に住む当時中学1年の女子生徒(12)に、わいせつな画像を撮影するよう指示し、タブレット型端末を使って画像5枚を送信させたとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで、3月13日、宮城県警大河原署に逮捕された。
同月31日、消防士は同法違反罪で、仙台簡裁から罰金50万円の略式命令を受け、今回の処分に至った。
2人はスマートフォン(多機能携帯電話)の無料通話アプリで知り合った。女子生徒はネット接続できる学習用のタブレット端末を使用していた。同月9日、写真に気付いた女子生徒の母親が同署に相談して発覚した。
同消防本部によると、消防士は「住民や同僚に申し訳ない」と話しているという。小笠原宏消防長は「市民、関係者の皆さまに深くお詫び申し上げます。公務員倫理と再発防止の徹底に努めて参ります」とコメントしている。
消防士は勤続7年で、総務課に所属し、備品の調達などを担当。勤務態度はマジメで、特に問題はなかったという。
(蔵元英二)