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「負けたくない気持ちはあった」オリックス山岡、楽天・則本との“エース”対決を制す!

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山岡泰輔

オリックス 1-0 東北楽天(17回戦)
※オリックスの9勝7敗1分け
▽16日 京セラドーム大阪 観衆 22,098人

 「シンドイ…暑い…」

 クローザーのディクソンとともにヒーローインタビューを終えた山岡泰輔は、ベンチ裏に引き揚げてくると、思わず冷蔵庫からミネラルウオーターのペットボトルを手にした。

 「シーズンが終わるまでは“エース”かどうかわからない」

 春季キャンプで周囲から「エース」と言われることに対して、こんな話をしていた山岡だが、“神童”山本由伸とともにダブルエースとしてチームを引っ張る存在を期待されていることは十分わかっている。チームは最下位だが、開幕投手を務めた山岡はチームの勝ち頭として、防御率リーグトップの由伸とともにここまで“エース”の役目は果たしてると言っていいだろう。この日は楽天のエース、則本昂大との“エース”対決となったが、山岡は「序盤はしんどかったけど、則さん(則本)がいいピッチングをしていたので、負けたくない気持ちはあった」と語り、オリックス打線を1回、先頭打者の福田周平が打ったショートへの内野安打のわずか1安打に抑えた則本と投げ合うことで、その1回に相手のミスなども重なり、吉田正尚の犠牲フライで先制した1点を8回まで守り切り抜いた気持ちを口にした。

 「今日はスライダーよりカットボールが良かった。自分のカットボールじゃないような曲がり方だった。(捕手の松井雅人が)良いと思った球を決め球に使ってくれたので」

 前回からバッテリーを組み始めている、中日からトレードで加入した松井雅人のリードは「前半戦を終えて対策をして来てる相手にとっては有効」だという。1安打1得点となった援護点の少なさについては、「それは気にしてない。取ってもらえるに越したことはないですけど、いつも0で抑えることを考えてるし、点を取られたら、最少失点で抑えようと考えるようにしてます」と持論を展開。 「2回のバントの併殺は助かった」。この日は苦しかった序盤に守備に救われた場面もあっただけに、自身のピッチングをすることで、チームが勝てばいいという考えだ。

 「日本シリーズとか、クライマックスシリーズに出たら、中2日とか中3日で絶対に抑えなきゃいけない場面があるわけで。まあ、出たことはないですけど。それを考えたら楽なんじゃないかな」

 13日に阪神甲子園球場で開催されたオールスター戦に1イニングながら先発登板したため、中2日の登板になったが、「オールスターはお祭り。怪我するのがいちばん良くないから楽しんで投げた」と試合前に語っていた。社会人時代の都市対抗野球以来の中2日登板となったが、“エース”の快投でチームの則本に対する連敗も「9」でストップ。西村徳文監督も「山岡がしっかり締めてくれた」と、珍しい1安打勝利には苦笑いを浮かべつつも、“エース”対決を制した山岡を高く評価している。

 本来なら完封がベストなのかもしれないが、試合後の山岡のしんどさを見ると、ディクソンに託したベンチの判断は正しかったと言えるだろう。まさに“エース”山岡泰輔、あっぱれな試合だった。

取材・文・写真 / どら増田

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