この日、中村社長とスーツ姿でリングに上がった大谷は「来年1月23日より社長就任が決まりました大谷晋二郎です。絶対に投げ出しません。死に物狂いでやります」と所信表明。さらに今後は「他団体の選手とやりたいと言えば、新日本(プロレス)であろうと、どこだろうと責任を持って話は通す」と全方位外交の方針を打ち出した。
しかし、大谷は胸の内にさらなる野望を秘めていた。来年36歳で年男となる大谷は「何かやりたい」とほのめかし「その中の一つで、ミッキーとコラボレーションできたらうれしい。一生心に残る年男になるだろう」。なんと、子(ね)年にちなんでディズニーの人気者ミッキーマウスとのコラボレーションの可能性を示唆したのだ。
また、退任することになった中村社長は新体制について「代表はなくなる」とし、自身は「これからはプロモーター的な立場になる。ファンが直接意見を伝えるのは難しい。ファンから一番近くなる僕が選手側に伝えていきたい」と説明した。
新たに船出するゼロワンMAXが2008年のプロレス界に何をもたらすのか、大谷新社長の手腕に注目だ。