同署は起訴済みの2件を含め、レインコートばかり上下計50着(計約13万4500円相当)が盗まれた窃盗被害計45件を裏付け、捜査を終えた。
同署によると、男は「女子高生のレインコートに興味があった」と供述し、容疑を認めているという。
送検容疑は、07年1月頃から今年5月頃までの間、同市や太子町のスーパー駐輪場などで、計43回にわたって、自転車の前かごなどにあった高校生のレインコート計約45着などを盗んだとしている。
男は今年5月に、同市のスーパー駐輪場で11年1月、当時高校生だった女性の自転車の前かごからレインコート1着を盗んだとして、窃盗容疑で同署に逮捕された。
一部のレインコートをインターネットオークションなどに出品し、落札者がレインコートに高校名が入っていたことから、「盗品ではないか」と学校に問い合わせ、被害が発覚した。
男の自宅からは約50着のレインコートが見つかり、同署で余罪を追及していた。被害品の大半は女子高生のものだった。
女子高生の制服や体操着などなら、まだ話は分かるのだが、レインコートに執着するとは、なんとも変わった趣向というしかない。
(蔵元英二)