あんまりボクシング詳しくない女の記者でさえ、ポンサクレック選手の方が強かったように見えた、27日のボクシングのWBC世界フライ級タイトルマッチ。いくら悔しいからって「おのれのクビ、とったるぞ、コラ!」って叫んだとか、相変わらずヤクザみたいな亀田の父ちゃん。一時期、恫喝的な言動や奇抜なパフォーマンスに批判の矛先が向いていた亀田一家だが、もともとグリーンツダジムにいた時は礼儀正しく、人にもやさしい家族だったそう。東京の大手ジムに移籍し、世間の注目が集まるにつれ、人が変ってしまったらしい。
そもそも、父が三兄弟にボクシングをやらせ始めた理由が、「興毅のいじめ」。でもこれ本当なんだろうか。素直で利口な興毅は、いじめられるタイプにも見えない。父の影響で“変わった子”に見えたではないか。子どものスポーツにのめり込み過ぎて両親が離婚する家庭は多いが、ゆえに妹を大事に可愛がる大毅や、ひとりで海外修行する和毅。小学校から母親不在でやってきているのに、上出来な息子たちだと思う。大毅が内藤にやらかした「反則試合」も父の教えで、もともと繊細な大毅は、闘争心むき出しのボクサーにあまり向いてないような気もする。でも、頑張っている。なぜなら、それは“父”や家族のため。息子たちは、常に批判にさらされる父をかばい、家族の絆はとても強い。
亀田三兄弟が、『関口宏の東京フレンドパークII』(TBS系)に出演したとき、ダーツの景品にリクエストしたモノ。興毅→チャンピオンベルトを置くための棚、大毅→みんなで見るための大型テレビ、和毅→オヤジ(史郎)にプレゼントしたいから釣道具一式。決して、車やゲーム機など個人で使うものを欲しがらない彼らに、子どものいない記者は泣けた。
<コダイユキエ>イケメン好きの40歳独身女性記者