大いに盛り上がったロンドン五輪も、終わってしまいましたね。美人アスリートを紹介する本コーナーも、残りあと2回となりました。今回は見事、銀メダルを獲得した卓球少女の石川佳純(19)を取り上げます。
石川は93年2月23日生まれ、山口県山口市出身。卓球選手だった両親の影響で、7歳の時から卓球を始めました。小学6年で出場した05年の全日本選手権では、高校生や大学生を破り、3回戦に進出。“愛ちゃん(福原愛)2世”として話題になった。
05年4月、大阪の四天王寺羽曳丘中学校に進学し、ミキハウスJSC卓球部に所属。06年にはメガネからコンタクトレンズに変え、素顔のあまりのかわいさに、この頃から男性人気がフツフツと上昇していきました。
中学2年で出場した07年の全日本選手権では史上最年少でベスト4進出。四天王寺高校1年次の08〜09年には、全日本ジュニア、インターハイ、国体、選抜と国内4大会を完全制覇。高校時代はまさに敵なしの強さをみせ、09年の世界選手権ではベスト8に進出。
高校3年次の11年1月、10年度の全日本選手権を高校生ながら初制覇。これは22年ぶりの快挙で、元祖・卓球少女の福原ですら成し遂げられなかった。
高校卒業後、同年5月の世界選手権において、女子シングルスでベスト16入り。その後の世界ランキングで五輪代表となることが決定した。同年7月からはJA全農所属(スポンサー契約)となり、競技に専念している。
ロンドン五輪においては、女子シングルスでは残念ながら4位に終わったが、平野早矢香、福原と出場した団体で銀メダルを獲得した。7月現在の世界ランクは6位。
卓球の実力もさることながら、ターニングポイントとなったのはコンタクトに変えたこと。メガネのままなら、人気沸騰はなかったかもしれません。
まだ19歳の石川、16年リオ五輪時には23歳になる。アスリートしては伸び盛りの年齢となる。ぜひ、世界の頂点を目指してほしいものです。
(坂本太郎)