事件が発生したのは愛知県名古屋市中区新栄。17歳の少年が知人4人と公園でバイクをふかしていたところ、この音に近隣に住む34歳の男が激怒。自宅に保管していたサバイバルナイフを持ち公園に向かい、そのまま踏み込み少年の胸を刺した。
不幸中の幸い、刺された少年は命に別状がなく、1〜2週間の負傷。犯行後男はそのまま自宅に戻り、父親に事情を説明。父親が警察に通報し、殺人未遂容疑で逮捕された。なお、刺された少年と一緒にいた知人も、すぐに110番していた。
犯行の動機について、男は「バイクの音がうるさかった」と供述し、「殺すつもりはなかった」と話しているという。当日容疑者の自宅付近にある新栄公園では、少年らのバイクがうるさいと近隣住民から警察に苦情が入っていたが、民事不介入と感じたのか警察は動かなった模様。結果的に警察が有効な対策を講じなかったため、怒りを溜め込んでしまった男が、凶行に及んでしまった。
男の行動は許されるものではないが、自宅周辺でバイクのエンジンをふかされては、怒りたくなるのは当然。それだけにネットユーザーの中には「気持ちはわかる」「被害少年もある種自業自得」と、擁護の声を上げる人もいる。
また、通報を受けたにもかかわらず有効な対策をせず、事故を引き起こした警察には、「やる気があるのか」「なぜ助けないんだ」と批判が殺到することになった。
人間をナイフで刺すことは犯罪であり、許されるものではないが、深夜に公園でバイクをふかす行為も迷惑行為。人に怒りをぶつけられても致し方ない。刺した犯人はもちろんだが、被害少年もその行いを反省するべきだろう。