大阪府警南堺署は3月16日、ホワイトデーのお返しがなかったことに腹を立てて、夫の首を絞めたとして、殺人未遂の疑いで、自称エステ店経営の妻(43=同府堺市南区庭代台)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は、同日未明、自宅で会社員の夫(31)の首をネクタイで絞めて、殺害しようとしたとしている。
同署によると、同日午前0時35分頃、夫から「妻に首を絞められた」と110番通報があった。同署員が駆け付けたところ、夫は1階のリビングに倒れており、首には何かで絞められたような痕があった。
酒に酔っていた妻に事情を聴くと、「ネクタイで首を絞めた」と話したため、逮捕した。夫は病院に搬送されたが、首に全治3日の軽傷だった。
警察の調べに対し、妻は「首を絞めたのは間違いないが、殺そうと思ったわけではない」と殺意は否認。犯行動機については、「夫に不信感を持っていた。ホワイトデーのお返しがなかったので腹が立った」と供述している。
この夫婦は2人暮らしで、2月にも金銭をめぐってケンカとなり、2度妻が110番通報する騒ぎがあった。その際、妻は「財布のなかのお金がなくなっていることで口論になった」と話していたという。
警察にとっては、まさにお騒がせな夫婦で、いい迷惑だろう。ただ、さすがに殺意がないとしても、ネクタイで首を絞めるのはやりすぎ。今後、この2人はうまくやっていけるのだろうか?
(蔵元英二)
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