「結婚情報サービス最大手主催の婚活体験パーティーがあるから、得意のセクシーで草食系男子をギャフンと言わせてみてよ」
編集部の記者さんからそんな電話がかかってきたんです。何で急に言うかなぁ。女のコは準備が大変なの。でも、婚活パーティーってなんか楽しそうじゃん。
ドキドキを胸にやってきたのは東京・新宿駅西口の高層ビル。約束の午後7時になると続々と人が集まってきました。アレレ、意外とみんな普段着。パーティーじゃないの!? 張り切りすぎちゃったよ〜。
そんな私をさしおいて、司会者の号令で男女10人ずつのパーティーがスタート。まず、自分の番号がついた名札と、自己紹介カード、それに異性の名前が書かれたリストを手渡されるの。カードに記入し終えたら、いよいよトークタイム。
一対一でお互いの自己紹介カードを交換し合っておしゃべりするんだけど、数分ですぐ次の人に移っちゃうから大忙し。途中、テーブルに用意されたお酒でのどをうるおしながら怒とうの1時間はアッという間に過ぎちゃいました。
ふう、莉子少し疲れたかも。そっと窓の外に目をやると眼下に広がるのは新宿のきれいな夜景。思わず感動していたら、ゲッ! 窓ガラスに反射してこっちを鋭い目つきで見る記者さんの顔が映ってる。そんなにニラまいないでよ。もっと本気モードでやれって?
そこに飲み物を手に話しかけてきてくれた男性が。こういう時、女のコの分まで持ってきてくれる優しさってポイント高いよね。へえ〜ミクシーの広報さんなんだ。
再びマイクを取った司会者が一言。「もっと話してみたいなと思う異性の名札番号を1人だけ書いてください。くれぐれも無記入はなしですよ」
う〜ん、正直忙しすぎて一人一人を覚えてないんだよね…。えい、この人でいいや!
全員の紙が回収されると、ついにカップルの発表! 「なんと本日は4組のカップルが誕生しました」と司会の人もうれしそう。順にカップルが読み上げられ「続いて女性12番の人」。ヤバイ、私だ! 30歳くらいの男性と見事、両思いになっちゃいました。拍手の祝福を受けて、しばらく2人だけの時間。そうこうして婚活パーティーの夜はふけていくのでした。
パーティー終了後、イジワル記者さんに連れられて反省会。なんか緊張しちゃって私は合コンの方が気が楽かな。えっ、何でミクシーじゃないのか? だって相手になった人が一番面白かったんだもん。格闘家のキング・モーみたいなルックスもツボだったかな。
セクハラトークされたでしょって? ヤラシイな〜、みんな紳士でしたよ。一番カワイイと言ってくれた人もいてちょっとときめいたかも。でも正直、莉子のタイプはいませんでした、エヘヘ。
<プロフィール>
平野莉子(ひらの・りこ)1989年6月3日生まれ。T169、B90・W60・H88。特技=英語。趣味=格闘技観戦。