−−最初に、映画の台本を読んだ時、どう感じましたか?
まず、わからない言葉が多くて、“ボンテージ”“拘束具”などイメージがわかなかったです。
−−SMにはどんなイメージを持っていましたか?
身近に感じたことがなかったです。
−−撮影後にSMに対するイメージに変化はありましたか?
「こういうSMもあるんだ」と感じました。撮影後にこの映画のテーマでもある“青春純愛SM”という意味がわかりました。
−−演じたナナの心情は理解できますか?
理解できます。気の許せる相手には“息抜き”するということで、私も、そんな相手がいたならば“息抜き”したいと思います。
−−SMのシーンは、リハーサルがなかったということですね。
大変でした。でも、スパンキングシーンはリハーサルがなくてよかったと思います。一発勝負だから勢いがあるものになったと思います。私もナナと同じで、はじめての体験になるので、初々しいものになったと思います。私は叩かれる方なので、セリフもその時の心情にまかせてという感じでした。最後、布団の上に二人が倒れ込むというシーンがありますが、段取りではなく自然に二人で転がってしまったんです。
−−今回が映画、初主演ですね。ヘビーな内容じゃなかったですか?
ヘビーな内容ではありましたけど、映画に出演できたことが、本当にうれしかったです。
−−ナナと自分は似ていると思いますか?
似ているところもあります。勉強ができるとか、そこはちょっと…別なのですが(笑)、素直になれないところとか、強がっているところとか、自分だけで解決してしまおうとするところは、似ていると思います。なので、カオルという存在のいるナナがうらやましいですね。
−−今回は第2章ということですが、次回、第3章の話が来たら?
ぜひ、出演させて頂きたいです。
−−今回よりも、もっと過激なシーンがある可能性もありますよ。
ナナの役ならば、どんと来いです(笑)。
−−ところで、青野さんは、Sですか? Mですか?
う〜ん。どっちもあると思います。Mの部分は甘えたいところがあるところです。Sな部分はちょっとイタズラ好きなところです。
−−どんなイタズラをするのですか?
いきなり死んだふりとかします(笑)。友達と家で遊んでいて、急に倒れてみたり。相手をびっくりさせて喜んでいます。ただ、最近はたくさんやり過ぎて、すぐバレちゃいます。
−−演じたナナの“息抜き”はSMですが、青野さんの息抜きは?
一人の時間を大事にします。最近は黙々とトランプタワーを作ったりします。5段までは作ったことがあるので、得意な方だとは思うんです。あとは、車を運転している時に、大きな声で叫びます。これが結構、“息抜き”になるんですよ。
−−最後に、映画を楽しみにしているファンの方に一言、お願いします。
作品の中で、ナナとカオルはどんどん成長していっていると思います。二人の青春純愛SMストーリーを楽しんで頂きたいです。もちろん、私もこの作品で成長できたと思います。体当たりの初スパンキングシーンも見守って頂きたいです。
『ナナとカオル 第2章』は9月8日(土)より渋谷ユーロスペースで2週間限定レイトショー。
<ストーリー>
美形でグラマーな優等生のナナと童貞男子のカオル。幼なじみの二人はふとしたことがきっかけで“秘密の息抜き”にハマっていく。その“息抜き”とはSMプレイだった!エスカレートする二人の息抜きがたどり着くのは…。
公式HP:http://www.vap.co.jp/nanakao2/
※8月26日(日)12:30〜、ベルサール秋葉原にて開催されるヤングアニマル創刊20周年記念イベントにて映画『ナナとカオル 第2章』のスペシャルトークイベントが決定! 青野未来さんも登壇します。