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『ブラックペアン』(TBS)“袖の下”を渡すカトパンの役に抗議殺到

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提供:週刊実話

 フリーアナの加藤綾子(33)が初の連ドラレギュラー出演で話題を呼んだ『ブラックペアン』(TBS系)だが、まるで「お遊戯会」レベルと酷評が著しい。嵐の二宮和也(34)が主演し、加藤が演じる治験コーディネーター(CRC)・木下香織役に対し、医療関係から「実際のCRCとはかけ離れている」との抗議がくるハメに。これを制作サイドがうやむやにした上に視聴率も微妙なところで推移している。

 加藤がフジテレビを退社してから2年。古巣ではMCを務めていたスポーツ番組が春の番組改編で終了し、残るレギュラーは加藤を寵愛する明石家さんまの『ホンマでっか!?TV』と、産休に入った仲間由紀恵の代役として『MUSIC FAIR』の司会だけとなった。
 「そもそも加藤は女優業にシフトするつもりはなかったのですが、『ホンマでっか』も低視聴率で打ち切りが噂されているだけに、もはや入ってくる仕事は拒めない。そんな加藤を担ぎ出したのは、TBSで“ドラマ作りの旗手”と言われ、高視聴率ドラマ『半沢直樹』の演出を担当、今回の『ブラックペアン』の演出も担当する福澤克雄氏だった。福澤氏は『ブラックペアン』を第2の『半沢直樹』にしようと、莫大な制作費をかけ、なりふり構わぬキャスティングをした。加藤もその1人なんです」(TBSドラマ関係者)

 『ブラックペアン』は、海堂尊氏の原作をドラマ化。二宮演じる“態度は悪いが手術成功率100%を誇る天才外科医”の渡海征司郎を中心に、病院や医療機器メーカー、厚生労働省との癒着問題に立ち向かう医療もので、加藤演じる木下役は重要な位置を占めている。
 「初回から木下が高級レストランで医師を接待するシーンがあったのですが、CRCはそんな仕事はしない。2話目でも治験手術を引き受けた患者にCRCが負担軽減費300万円を払っているが、これもあり得ない話なんです」(製薬会社関係者)

 そのため2話目の放送後、CRCの認定制度を運営する日本臨床薬理学会が、描写が事実と大きく異なる旨の抗議文を発表したのだ。
 「あれでは世間にCRCという職業について誤解を与える。ところが3話目でも、木下が手術成功の礼として渡海に金を渡すシーンがあった。TBSは誤った描写を流し続けるつもりなのでしょうか」(テレビ誌記者)

 ドラマとはいえ、女優駈け出しの加藤が気の毒で仕方ない。キラキラしていたあの「カトパン」にはもう戻れないものか。

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