この選考結果にはやくも噛みついたのが毒舌王・有吉弘行である。12日放送のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』にて、番組中、トークが辻の受賞についての話題になると「辻希美が何の文化に貢献しているんだ!」とさっそくの毒舌を披露。
いまや“お騒がせママ”のイメージが定着し、ブログに何かを書き込めば徹底的に非難される“嫌われ役”の辻だけに、「ベストマザー賞」とはこれいかにと思った人は有吉だけではなかっただろう。
そんな世間の反応を代弁するかのごとく有吉は、「こんな賞に選ばれるからさらに非難されるんだよ」と、受賞を承諾した辻の事務所と、賞そもそもの存在意義にすら噛みついてみせたのだった。
ところが、当日の舞台裏を、漫画家として初めて同賞を受賞した西原が、同日夜に行われたイベントでこうぶっちゃけている。
「待合室か何かで待っていたら、辻希美ちゃんだけは丁寧にみんなに挨拶して回ってて、私のところにも来てくれたのね。他の人たちは、知らん顔で目も合わせてくれませんでしたけど(笑)。あれ? 意外に世間で悪く言われている子の方が、普段はちゃんとしてるんじゃんって思いましたね」
はたして、受賞者の中に本当の「ベストマザー」はいたのだろうか。(明大昭平)