今年8月17日、同県新潟市西区内のドラッグストアから、女性薬剤師のナースシューズ1足(200円相当)が盗まれ、同店が被害届を提出。防犯カメラの映像などから、この男の関与が浮上し、10月7日に同署が逮捕し、起訴された。
その後、男の自宅を捜索したところ、段ボール箱に入った約200足のナースシューズ、約40足のハイヒールが見つかった。
男を追及すると、「半分はネットで買った。残りの半分は盗んだ。どこで盗んだかも言えます」と供述。当初はネットで購入していたが、今現在使用されているナースシューズが欲しくなり、病院や介護施設などの更衣室に忍び込むなどして、約100足を盗んだ。
男は「性的欲望を満たすためにやった。時間が経つと靴から臭いが消え、価値がなくなってしまう」と話しており、“脱ぎたて”のナースシューズを盗んで、その臭いを嗅いで楽しんでいたという。
盗んだナースシューズ約100足のうち、13足については持ち主が確認できたため、窃盗容疑で追送検された。
追送検容疑は、09年から今年5月上旬にかけて、同市中央区の新潟大学医歯学総合病院や、市内の病院や老人福祉施設計5カ所から、女性看護師らのナースシューズ13足(9300円相当)を盗んだ疑い。
世にナース好きの男はたくさんいるが、白衣ならともかく、シューズに異常な執着心を抱いた男。その性癖は尋常なものではないようだ。
(蔵元英二)