「芸能人にとって、イメージ戦略は命のようなもの。例えば、都会育ちをアピールしたい芸能人は多い。“東京出身”を例にとってみましょう。すると、いくつかの誤魔化しパターンがあるんです」(芸能ライター)
それはどんなものか。
「ひとつ目は、東京で生まれたが、ほとんど東京に住んでいない場合。この場合、どこで育ったかは不問に付します。2つ目が、東京でも田舎のほうで生まれたのに、ハイソな山の手などの出身にしてしまう場合。3つ目は、出身“地”と称して、東京生まれではないことを隠して東京育ちのみを公表するパターン。最後4つ目は、同じ関東の県だから、という理由でS県やC県などの生まれなのに東京生まれにしてしまう場合です」(芸能ライター)
さすがに最後のはアウト=詐称なのではないだろうか…。
「大阪を例にとっても、同じようなパターンがいえますよ。例えば、3つ目のパターンに当てはまるのは、女性お笑い芸人の某。コテコテの大阪弁をしゃべる大阪の庶民派がウリですが、ほんとうは四国出身ですからね。つまり、出身県はあまり明かさない場合、に当てはまると言えます。ほかに関西圏では、兵庫県でも工業地帯の出身なのに、芦屋のお嬢様と言ったりする2つ目のパターンの女優がこれでもかというほどいる」(同)
なるほど。ほかに、「W県出身を大阪府出身にしてしまうとか、S県出身なのに京都府出身と言ってしまうのが、関西圏の4つ目の場合」(同)なのだという。
同氏によると、日本全国どの地域についても、だいたい同じようなパターンの操作がほどこされる傾向なのだそうだ。
「九州の場合、このような3つ目のパターンとして、S県やN県出身なのに福岡県出身にしてしまう、なんていうケースもある。改めて、ブレイクしてしまったものだから、事務所がひた隠しにする場合もあるのではないでしょうか。かつてCMでブレイクして一世を風靡した某女優や、代表的ディーバの某などは、3つ目のパターンの福岡県出身者」(同)、
以上、もちろん隠したりするばかりが理由ではないだろうが、一般人からすると、それぞれの具体例ごとに違和感がある
では、生まれと育ちが別の地方にまたがっている場合は?
「その場合も多くは、都会アピールをしたがる。例えば、女優の某は関西圏よりさらに西の地方のH県出身なのに、なぜか兵庫県出身としか言わない。これって、“4つ目のパターン”に近い、と言っていいでしょうか?」(同)
逆に、生まれと育ちが別の地方にまたがっている場合、“田舎出身萌え”パターンを狙うケースもある?
「はい。若手女優の某は、女性アスリートなども多く輩出するイメージがある九州某県出身の素朴なシンデレラ風美少女、をアピールしていますが、実際には神奈川県で育ったので、噓ではないけれど違和感があるケース。ほかに、カリスマ女性シンガー某は、首都圏の某県で生まれ育ったのに、ライブハウスの盛んな九州の地方都市から出てきたことしかアピールしないようです」(同)
後者は、生まれと育ちが違う、“3つ目のケース”に近いパターンで、しかも地方都市出身萌え、を狙った逆パターンのよう。ごっちゃになってきた。
最後に、上記どれにもあてはまらない、どちらかといえば芸能界という華やかなイメージに比してちょっとコアな出身県(?)であることを申告するしかない芸能人は、どうなっているのだろう。
「そういう場合には、地元アピールする気もない芸能人は、公表しないケースが多い。公表していない場合には、出身県や出身地といった話題に触れるのが、絶対NGのガードの堅い芸能人もいる」(同)のだそうだ。
果たして、皆さんお好きな芸能人はどれかに当てはまっているだろうか?