映画『キャリー』も、娘の事が心配すぎるゆえに過保護になってしまい、結果的にそれに耐えきれなかった子供が大爆発を起こしてしまうというストーリー。ジュリアン・ムーア演じる母親は信心深過ぎる事が災いして、学校の送り迎えはもちろん外出もさせてくれない、すこしでも母親に刃向ったらおしおきとして暗くて狭い部屋に閉じ込めるなどの罰で子供を支配してしまいます。その結果クロエ・グレース・モレッツ演じる娘キャリーは非常にシャイで臆病な子供になってしまい、学校では周りとコミュニケーションできずにいじめられ、ひとりぼっちの時間を過ごす事がほとんどという悪影響を与えてしまっています。
そして最後には、キャリーがずっと心に仕舞い込んでいた我慢が限界に達し、母親や周囲を巻き込んでそれはそれは恐ろしい大爆発を起こしてしまうのです!
『キャリー』の母親は少し極端ですが、子供のためによかれと思ってしてあげる事が子供にとっては迷惑なものになり得るかもしれないという良い例を見せてくれる映画です。過保護になりすぎる現代の親は必見!?
<ストーリー>学校ではいじめられ、家庭では狂信的な母に監視されて、孤独な日々を送る高校生キャリー。ある日、彼女は念じるだけで物を動かせる“能力”があることに気付く。その謎の力に戸惑う中、突然憧れのトミーに誘われてプロムに参加することに。夢見心地で出掛けた彼女だったが、そこには残酷な罠が待ち受けていた…。その出来事がキャリーの怒りと能力を爆発させ、会場を街を地獄へと変えるのだった−−。
<スタッフ&キャスト>
キャリー・ホワイト…クロエ・グレース・モレッツ(潘 めぐみ)、マーガレット・ホワイト…ジュリアン・ムーア(潘 恵子)、クリス…ポーシャ・ダブルデイ(田村睦心)ビリー…アレックス・ラッセル(安元洋貴)
監督:キンバリー・ピアーズ、原作:スティーブン・キング
『キャリー』 3月12日ブルーレイ発売
◆発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン http://video.foxjapan.com/