これによれば、1位・板野友美、2位・高橋みなみ、3位・大島優子、その後は、篠田麻里子、秋元才加、前田敦子、宮澤佐江、松井玲奈、渡辺麻友、小嶋陽菜、柏木由紀、と続くようだ。
ヤンキーのAKBファン・こうじくん(仮名、15歳)に解説してもらうと、
「これは、ドラマ【マジすか学園】のことです。今やっている新シリーズではなく、以前のシリーズの印象でしょう。板野や大島は、それぞれスカジャンに金の刺繍の入ったジャージ上下、と明らかにヤンキーの格好でした。秋元はプロの格闘家役でしたし前田は一番強いという設定、ともに喧嘩が強いという役どころです。小嶋の、“トリゴヤ”というバンギャル風のファッションも印象的でした」
と、だいたいそういうことだった。
確かに筆者のようなおじさんからみても、高橋みなみは、高部知子を彷彿とさせるし、渡辺麻友はサラ金の受付あたりにいそうな雰囲気もある。
しかし、もう一つ気付くのは、このランキングは総選挙の上位メンバーとさして違わない!? という点だ。つまり、AKBファンには、意外にヤンキー率が高いのではないだろうか…。
「元々コンビニにたむろするのは得意ですからね。自分は夜な夜な彼女や友達とセブンイレブンめぐりをしているうちに、友ちんのトレーディングカードを集めるようになったんです」(同)
一緒に地面に唾を吐いていた、金髪の彼女(15)にも聞いてみよう。
「やっぱ大島さんに憧れますね。自分は早く結婚したいので、あんなふうにかわいくなりたいっす」
そうこうしているうちに、その“友達”が集まって来そうになったので、逃げるようにその場を離れた筆者なのであった。
雑誌編集者によれば、
「ドラマ上、もろヤンキーにみえたメンバーもいましたね。そんなメンバーのひとりに恫喝した、という噂があったのが篠田でした。但し、そんな抗争を楽しみにしているというよりも、純粋に今を時めくアイドルとして個々のメンバーが若い人に憧れられるようになっているということが事実ではないでしょうか」(アイドル雑誌編集者)
ということのようだった。
そのいっぽうで、こんな意見もあった。
「うちは、AKBのことを書くと、30〜40代の女性読者に売れるようになったんです。あえてスキャンダルなど書かないでも…うれしい誤算です。前田のファンが多いようですね」(某週刊誌関係者談)
ヤンキーは、アイドルの黒いスキャンダルなどあまり気にしなさそうであるが、ほかにも、仕事に忙しい大人の女性層など…スキャンダルを気にしないというファン層が増えてきているということだろうか?
そこまでファン層が広がってきたということになると、まだまだAKBの人気は加速度を増していきそうな情勢、といえるかもしれない。(蟹山)