経営者の男は「自分は関与していない」などと否認し、母親は一部否認。他の7人は容疑を認めているという。
逮捕容疑は、昨年10月30日〜11月8日、母親宅に女性(20)を住まわせ、貸し与えた携帯電話で、出会い系サービスを介して相手を募り、さいたま市内のホテルで、客4人を相手に売春させた疑い。
同課によると、女性は17歳の時から、このホストクラブに通い、約125万円の支払いが滞っていた。経営者の男から「金が払えないなら、指を詰めるか売春をして返せ」と脅され、売春行為に及んだ。
女性は2カ月間で約90人の客と売春し、計約136万円を相手の男性から受け取ったが、すべて経営者の男に渡していたという。
売春させた女性の母親から、警察に「娘が監禁されているから助けて欲しい」との通報があり、事件が発覚した。
同課では、このホストクラブが不当に高い料金設定にして、飲食代金が支払えなくなった他の女性客にも、売春を強要させていた可能性がるとみて、余罪を調べている。
(蔵元英二)