警視庁保安課は3月15日までに、中学2年の女子生徒(14)を性風俗店で働かせたとして、児童福祉法違反容疑で、東京都豊島区北大塚2丁目の性風俗店「大塚コスプレ学園」経営・谷川公洋容疑者(49=東京都北区滝野川)ら4人を逮捕した。
逮捕容疑は、1月8日、少女を18歳未満と知りながら、同店で働かせ個室で男性客にわいせつな行為をさせた疑い。
谷川容疑者らは、12年12月20日〜13年2月23日、家出していた都内の中学2年のこの少女を同店で雇い、客にわいせつな行為をさせていた。少女は同店で働いていた女性(20)と知り合いで、その紹介で入店した。履歴書には19歳と記入していたが、店側は身分証明書などで実際の年齢を確認していなかった。
少女は同店の寮に住み込み、2カ月間で約50万円の収入を得て、ホストクラブに遊びに行ったりしていたという。09年から家出を繰り返し、援助交際をするなどしていたといい、「遊ぶカネがほしかった」と話している。
インターネットの掲示板に、「14歳の少女が働いている」と書き込みがあったことから、事件が発覚。少女は同店のナンバー2という人気者で、多い時は一日に20人の客の相手をすることもあった。
同店は12年12月からの2カ月間で約1500万円を売り上げており、取り調べに対し、谷川容疑者は「間違いない」と容疑を認めている。
年齢確認を怠り、18歳未満の少女を性風俗店で雇った店側に問題があったようだ。
(蔵元英二)