何度か彼女も接客についていたが、ある日、「週末にうちの家でパーティーがあるから来ない」と誘われる。同じ店の女の子も何人か参加するということで、参加することを決め、週末には青山の社長の自宅へ行った。
「来ていたのは、他のお店の子もいて、30名くらいのキャバクラ嬢たち。でもちょっと想像と違っていたのは、自宅のパーティー会場には社長の家族しかいない。会社の役員や他の社長とかがいると思っていたんだけど…」。社長の家族は40代の奥さんと3人の子供。一番年下の子供は小学校6年生の娘だった。
夜6時からスタートしたパーティーでは、これまで食べたこともないような美味しい料理を食べ、高級シャンパンもバンバン開けられる。やがて悪乗りしたキャバ嬢たちは、小学校6年のその娘を、「キャバクラ嬢に変身させる」と化粧をして衣装を着させる。それを社長も楽しそうに見ていたとか。一方の奥さんもノリノリで他のキャバクラ嬢と泥酔。
「私も結構、酔っ払っちゃって、夜10時には帰ろうということになりました。帰り際にはタクシー代として3万円もらいました」
その後も残ったキャバ嬢はいたが、「なんか、怖いことになっちゃうじゃないかと少し不安もあったみたいでしたけど、朝まで最後まで社長家族と楽しいパーティー。まあ、奥さんも子供もいるしね。後から話を聞いてみて、拍子抜けしました」と語る。
彼女は最後に、「また、あんなアットホームなパーティーに出てたいな」と笑って語った。