11月にも指摘したように、これまでの堀北のイメージといえば、静的というかどこかおしとやかなものだった。テレビに出ても感情をあらわにすることは少ないし、バラエティー番組的な文法に則った面白いことは言わないし…。まあ、自他共に認めるマイペースであり、「勉強は好きな方だった」と語るほどの真面目キャラこそが魅力っちゃあ魅力だったわけだ。
ところが、だ。何が起きたのか知らないが、急激に明るくなったのである、あの堀北がっ!たとえば、今月16日放送の『おしゃれイズム』(日本テレビ系)では、司会の上田晋也(37)が「地元の友達に言われるでしょ、上田晋也に抱かれたいとか」とボケると、堀北は「そうですね。チラホラ」と乗ってきたのだ。皆さ〜ん、堀北真希がかぶせてきましたよ〜!
また、上田が「バラエティーもっと出りゃいいじゃない?」と振ると、「バラエティーすごい好きで、体張ってウケ狙っちゃうタイプなんですよ」と一度も聞いたことがないエピソードを披露。これにいたく驚いた上田が「じゃあ、出川さん的な『押すなよ、押すなよ』みたいな感じの…」と言いかけると、「あっ、全然やりたい!」とイメージと真逆な願望を告白。そこまでしなくてもいいよ!それ以前に、事務所がストップするし!
とまあ、ここまで書いてきて、堀北真希へのイメージは変わっただろうか?当たり前の話ではあるが、彼女だって友人の前ではいくらでもボケたりツッコんだりするし、お笑いのマネごともするだろう。ただ、それをテレビで出すのが苦手だっただけだ。この弱点はここ数カ月で克服したようだ。「高校時代に一人で弁当を食べていた」「芸能界には友達がいない」「ドラマの現場では浮いていると思います」(すべて本人談)という堀北だが、心の扉を開け、そこから顔をのぞかせた堀北は、今までよりも少しだけかわいく見えた。