今回は、レコーディングや恋愛をテーマにした歌詞のヒミツについて聞いてみた。
Q:ミニアルバムのタイトルを『二度目の恋』にしたのは?
藤田麻衣子:今回は作品の顔になるリード曲のタイトルを、そのままミニアルバムのタイトルにしようと決めていました。
どの曲もリードにしたいくらいで、みんなですごく悩みました。でも、『二度目の恋』は歌ってみてよくわからない勢いがあったので、直感を信じる自分としては「この歌でいきたい」と言いました。直感が一番大きいので、正直なところはっきりした理由はありませんが、「二度目の恋」って、どういう意味なんだろう…と思ってもらえたらいいなーと思いました。歌の冒頭で、さっそく二度目の恋の意味を歌っているので、聴いてみて「なるほどー」って思ってもらえたらうれしいです。
Q:恋を題材にした歌詞が浮かんでくるのはどうしてでしょうか?
藤田麻衣子:「恋愛」が好きだからだと思います。素晴らしいものだと思っているから。恋愛をしているときの感情も好きだし、話をするのも聞くのも好きです。好きなものを突き詰めるのは全然飽きないですね。
Q:実体験の歌詞はありますか?
藤田麻衣子:どれも今の感情だったり昔の記憶だったり、自分で見たシチュエーションだったり、実体験がヒントにはなっていますが、「実話そのもの」っていう歌詞は、今回の中では3曲ですね。どれかはとくに言いません(笑)
Q:『二度目の恋』PV撮影でのハプニングやエピソードは何かありましたか?
藤田麻衣子:真夏にエアコンのない講堂で、照明の中の撮影だったので、一日中ホットヨガ並みに大量の汗が出ていました。スタッフも参加してくれたミュージシャンも、みんなががんばってくれているのを感じて、一日が終わる頃には、感謝や感動など、なんだかより強い感情が芽生えました。「カット」と声が響くたび、愛らしい笑顔で団扇をあおぎながら走り寄ってきてくれるメイクさんやスタッフに、心から癒されました。大切な経験をさせていただきました。
Q:撮影は緊張するタイプですか?
藤田麻衣子:撮影は苦手意識が強いので、かなりパワーを使います。昔からコンプレックスがあって、写真やPVなどが苦手で…。でも今回はだいぶ開き直れた自分がいました。みんながんばっているのに、恥ずかしいとか言っている場合じゃないだろう!! って。カメラ目線もたくさん出てきますが、本当に勇気を出してがんばりました(笑)
監督もスタッフも、私が苦手意識が強いのがわかっていたので、すごくゆっくり心を開かせてくれました。みんなに感謝しています。
Q:曲のアレンジでこだわった点はどんなところですか?
藤田麻衣子:曲の世界観ですね。一曲一曲丁寧に話し合ったり、イメージを伝えたりしました。どの曲もそれぞれに気に入っているのですが、「さよなら」はピアノだけでもいいくらいシンプルにして、ギターとオルガンを足しました。「助手席」は、切ない男性目線の歌詞で、普段は切ない歌詞には切ない曲調を付けるのですが、これはあえて聴きやすいライトな曲調にしてみました。アレンジがおもしろくて、80'sの音を使っていたり、教会っぽい部分があったり、楽しくレコーディングできました。
Q:歌録りにはどのくらい時間をかけましたか?
藤田麻衣子:いつも歌は一日で録ります。実質、歌録り2時間、コーラス3時間くらいかなぁ…? ただ今回『戸惑い』はめちゃくちゃ時間がかかりました。
自分で作っておきながら、すごく難しくて、なかなかペースがつかめませんでした。普段は8回くらい歌いますが、『戸惑い』は12〜13テイク録って、ディレクターもぐったりしていました(笑)
Q:6曲目『明日も笑おう』は曲調が良い意味で弾けてますね?
藤田麻衣子:これはみんなや自分に向けての強いメッセージなので、ライブで歌うときのことを一番に考えました。アレンジャーともかなり話し合って、「とにかく簡単にわかりやすく!!」と、せっかく考えてくれたアイデアも、バサバサ却下したり(笑)、しっかり納得しながら作りました。
Q:レコーディングが終わって、心境の変化はありましたか?
藤田麻衣子:今回は初めてのミニアルバムでしたが、コンセプトをしっかり決めて、楽しかったです。少なすぎず多すぎず、なんだかスタッフも今まで以上に一丸となっているのを感じたし、目には見えない何かをいろいろと感じた制作期間でした。あとは、今までになく集中して何曲も書きおろして、選曲をしたので、大変だけどすごくいい経験だったので、今もまた時間を見つけては作詞作曲しています。
Q:体力を付ける、おすすめのスタミナ料理は?
藤田麻衣子:ウナギですね。ライブや作曲が続いて寝不足でもうだめだ…となると食べます。あぶらが喉にもいいらしい。サプリメントや薬などに頼るより、まず三食でパワーをつけたい派です!!
※藤田麻衣子オフィシャルHP
http://fujitamaiko.com/
※文科系忍者記者ドラゴン・ジョー(山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou