「今私は、同じ職場の医師とおつきあいしています。先月の誕生日には正式にプロポーズされ、職場でも『公認の仲』となりました。
先日のデートの時のことです。トイレに立った彼の携帯電話が鳴って…。ふと液晶画面を覗いてしまうと、そこには、先月まで彼が主治医をしていた、元患者の女の子の名前が。その子は、先月退院したとろです。深夜11時前後に、退院した患者と主治医が、連絡を取り合うことはまずありません。彼を問いつめると、入院中から熱烈なアプローチを受けて、退院後、何度かデートに出かけたということ。
医師である彼はどこに行ってもモテるし、実際、平気で浮気をする医師が存在することも知っています。
でも、真剣に彼を愛してきた私としては、彼のことがどうしても許せません」
入院患者だった女の子のことをよく知っているあなたからしてみれば、非常に悔しくて許せない気持ちなのでしょう。
幸か不幸か、男性医師というのは、あらゆる女子からモテます。職場のスタッフ、患者、出身校の同級生…。給料や生活の安定性だけでなく、人の命を助けるという責任を肩に背負ったその姿が、多くの女性陣を魅了するのでしょう。魅力的とは、しかしながら、それだけ誘惑も多いということ。愛するパートナーがいながら、「一度の過ち」を犯してしまった友人医師を、私も何人か知っています。
彼を許せないあなたの気持ちはわかります。
でも、こう考えてみては?
愛する人がいながらもついデートに行ってしまうほど魅力的な女性からもアプローチされる素敵な男性と、自分はつきあっているのだ。横取りしようと思われるほど素敵な男性をパートナーに迎えた自分はなんて幸せ!!
ちょっとポジティブ過ぎですか?
でも、知っていますか。一夫多妻制の地域では、夫に何十人の妻がいても、一番最初に男性が選んで妻に娶った「第一夫人」は、大きな権力を持っています。一番優先されるのは自分であると意識し、自分の立場にプライドを持っています。
現代日本は一夫一妻制ですし、結婚後に他の女性と交際すること、具体的に他の女性と性行為に及んでしまうこと(いわゆる不倫)は、れっきとした「違法行為」です。婚約中であっても、「精神的苦痛を受けた」と主張すれば、堂々と法廷で彼と戦うことだってできます。
けれども、あなたは「第一夫人」。彼が「結婚したい」「ずっと一緒にいたい」と思っているのは「あなた」です。お医者様の彼が、どれだけ他の女性からアプローチされようと、デートしようと、あなたを「生涯の伴侶」だと思っている限り、他の女がキャンキャン言ったところで、あなたは堂々と構えていればいいのです。
そんな余裕の態度でいれば、彼も、あなたの器の大きさに、メロメロになるに違いありません。一方で、アプローチしてきた相手の女の子は、あなたがイライラしたり癪に障ったのよりも倍ぐらいのいらだちと悔しさを感じるはずです。
もちろん、亜由美さんの彼がたまたま医師であっただけで、これは、医師に限らずどんな職業の人であっても同じ。
女性からのアプローチが多い彼ほど、いい女と出会うチャンスも多いもの。彼の目線をいつも自分に向けていられるよう、「最高の女性」を目指しましょう。いつまでも、素敵なカップルでいてくださいね☆
【山下真理子】
女医。岡山県出身。京都府立医科大学医学部医学科卒業後、医師免許を取得。テレビや週刊誌等で活躍する美人女医。最近では、EDGE STYLEやチャクラ、ポコチェ等、女性誌への進出も拡大している。愛のある辛口(カラクチ)女医としても有名。書籍、「女医から学ぶあなたの魅力が10倍増すセックス」(ぶんか社)が、好評発売中! http://p.tl/PJcE
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