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薬屋さんは町の不思議ゾーンである

 どこの町にでもある「薬屋さん」ですが、この薬屋さんって、よく観察してみると不思議なゾ〜ンなんですよねえ。

 この前もふらりと入ったのですが、その薬屋さんでは、ペットフードコーナーの横に離乳食や粉ミルクがあり、
 【赤ちゃんもペットも似たようなものなのかも】
 と想像させてくれたり、さらにそのベビーコーナーの横にコンドームが売ってあったりして、
 【貧乏人の子沢山になりたくなけりゃあ避妊を考えろよ】
 と、店主の秘密メッセージが隠されているのかなと、想像させてくれるステキなつくりになっていました。

 さらに薬屋さんというのは、あまり自分に関係のない世界を垣間見せてくれる場所でもあります。
 たとえば、ダイエットコーナーがあって、ダイエット食品の名前が
 【すごくでるでる】
 みたいな商品名だったり、コンドームのコーナーに
 【暗闇でも光るコンドーム】
 なるものがあったりして、一般人の裏側を垣間見せてくれたりするのです。

 そういえば、市販薬の商品名っておもしろいものが多くて、頭痛がけろりと治るから【ケロリン】とか、貧血を改善するお薬で【ファイチ】(ファイトのもじりでしょうか?)があったり、便秘薬の名前が【スルーラック】(楽にスルッと出るという意味だろうか?)だったりして、けっこう面白かったりします。

 薬っていうのは、病気の人やケガをした人を治すために、とても大切なもので、だからこそ薬の商品開発も、薬剤師や医者といった理系の人が、必死に研究して作られるわけですけど、それがいざ薬屋さんに並ぶときに、ダジャレみたいな名前になっていたりするんですね。
 そうやって観察してみると、薬屋さんってちょっとおもしろいワンダーランドであるかも知れません。
 もし時間があれば、じっくり薬屋さんを観察してみると意外な発見があるかも知れませんよ。

(巨椋修(おぐらおさむ) 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/

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