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古市憲寿氏、南青山は「世界から見れば大したことない」「ブランド価値あるかな」とバッサリ

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画像はイメージです

 21日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)で、古市憲寿氏が児童相談所設置を拒む青山住民をバッサリと切り捨てた。

 番組では児童相談所設置に反対する青山住民の声を取り上げ。「南青山になんで児童相談所を作らなければならないのか」「刑務所を作るのに等しい。ファッションの基地みたいなところにいきなりドーンと造ってもそぐわない。おもちゃを買おうと思ってもルイヴィトンとかエルメスとかグッチとか。だから合わない」などと、高慢と言われても致し方ない声を上げる様子を放送する。

 一方で、青山に長年住んでいるという人の声も紹介。「全然意識が高くない」「一番の金持ちも賛成している」、「青山ブランドは最近引っ越してきた人が付けたイメージ」と憤慨している様子を取り上げる。さらに、「青山の人でも児童相談所に駆け込む人がいる」とし、アンケートでも賛成派が7割であると紹介した。

 反対意見を見た新潮社の中瀬ゆかり氏は不快感を示すコメント。そして、伊藤利尋アナウンサーと元検事の若狭勝氏は、「行政の説明不足」となぜか港区側の責任を口にする。

 最後に意見を求められた古市氏は、

 「児童相談所って必ずしも貧しい人の施設ってわけじゃなくて、豊かな人でも当然子供に関して相談もあるでしょうし、虐待がある豊かな家も多いと思うんですね。そういうことを含めてある施設であって、イメージが誤解されているなあって気はしますね」

 と指摘。そのうえで、

 「南青山っていっても世界から見たら大したことないわけですよ。ニューヨークの5番街とか、ロンドンのボンド・ストリートとか。世界で見たらたかだか東京って田舎の一個の街じゃないですか。そんな南青山にブランド価値あるかなあと思うんですけどね」

 と児童相談所設置を「ブランド低下」を理由に拒否する南青山住民をバッサリと切り捨てた。

 そして、最後に、

 「お金持っているかもしれないけど年配の人ばっかりな街よりも、子供が多い街のほうが自然っていうか。当たり前のこと当たり前にやればいいのになんでこんなこじれたのかと思いますね」と感想を述べた。

 『とくダネ!』によると、青山住民の7割が児童相談所の設置に賛成しているとのことで、「ブランド意識」を感じているのは少数派である様子。しかし、「ブランド」を盾に自分勝手な理論で拒否する住民も確実に存在している。

 青山のブランド価値があるか否かは意見が分かれるところだが、住民の一部に猛烈な差別意識を持つ人間がいることは紛れもない事実。その器が小さく、社会のことを考えず自分の私利私欲を優先し、かつ他人を見下す思想には、呆れるばかり。現在の状況では、青山の住民が、日本国民から「鼻つまみ者」と見られつつある。

 『とくダネ!』のいう7割の賛成派が、「ブランド」を優先する住民の異常性を指摘したうえで、反対派や港区としっかり議論し、落とし所を探っていくことを願いたい。

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