この事件に対し、ネットユーザーからは「和解書を準備していたということは計画的。金のためになんでもやる人間なのだろう」「自分より弱いであろう女性にだからこそできた犯行だろうな」「車の当たり屋が今はこういったやり方に形を変えたのか」といった、男に対する呆れの声が続出。
しかし、それよりも多く見られたのが、「この事件は因縁かもしれないが、傘の持ち方が危ない人はすごく多い」「実際に目に当たっていたのであれば、ただの因縁ではないのでは」「こうした事件に巻き込まれないためにも、傘の持ち方には注意が必要」といった、“傘の持ち方”に対して言及するものだった。
傘の持ち方で危険なものの定番としては、傘を手で振っていて、傘の先端(石突き)が後ろの人に当たりそうになっているというものだろう。この持ち方はとくに階段などではトラブルの元になりやすく、非常に危険だ。中には、侍のように横に持って歩く人、ぐるぐると大きく傘を振り回している人、こういった危険きわまりない傘の持ち方をする人は子どもとは限らず、大人にもいる。
他人の傘の持ち方が原因でトラブルになりかけたという人の話を聞いた。「エスカレーターで前の人が、突然先端を突き出す形で傘を持ち替えて、あやうく息子の目に当たりそうになりました。相手の傘の先端は鋭かったので、当たっていたら失明していたかもしれないと思うと、ゾッとしました…」
今回の事件では、実際に女性の傘が男に当たっていたのかということは判明していないが、相手を脅迫するというのは犯罪でしかない。なんらかのトラブルがあった際には、最初から警察に介入してもらうことが無難だろう。
文/浅利 水奈