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「傘が目に当たった」と現金をだまし取ろうとした男の苦しい言い訳 ネットでは“傘の持ち方”が話題に

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画像はイメージです

 住所不定の男・57歳が詐欺未遂の疑いで、逮捕された。17日、横浜市緑区のJR長津田駅で、男は50代の女性に「あなたの傘が私の目に当たった」などと因縁をつけ、示談金として、現金50万円をだまし取ろうとした疑いが持たれている。女性は男と一緒に病院に行き、その後、示談金を求められたが、一連の話を聞いた家族が不審に思い、事件が発覚した。男は自らを社長と名乗り、手書きで和解書を準備するなどしていたという。男は調べに対し、「全て言いがかりだ」と否認しているが、警察は、余罪があると見て捜査している。

 この事件に対し、ネットユーザーからは「和解書を準備していたということは計画的。金のためになんでもやる人間なのだろう」「自分より弱いであろう女性にだからこそできた犯行だろうな」「車の当たり屋が今はこういったやり方に形を変えたのか」といった、男に対する呆れの声が続出。

 しかし、それよりも多く見られたのが、「この事件は因縁かもしれないが、傘の持ち方が危ない人はすごく多い」「実際に目に当たっていたのであれば、ただの因縁ではないのでは」「こうした事件に巻き込まれないためにも、傘の持ち方には注意が必要」といった、“傘の持ち方”に対して言及するものだった。

 傘の持ち方で危険なものの定番としては、傘を手で振っていて、傘の先端(石突き)が後ろの人に当たりそうになっているというものだろう。この持ち方はとくに階段などではトラブルの元になりやすく、非常に危険だ。中には、侍のように横に持って歩く人、ぐるぐると大きく傘を振り回している人、こういった危険きわまりない傘の持ち方をする人は子どもとは限らず、大人にもいる。

 他人の傘の持ち方が原因でトラブルになりかけたという人の話を聞いた。「エスカレーターで前の人が、突然先端を突き出す形で傘を持ち替えて、あやうく息子の目に当たりそうになりました。相手の傘の先端は鋭かったので、当たっていたら失明していたかもしれないと思うと、ゾッとしました…」

 今回の事件では、実際に女性の傘が男に当たっていたのかということは判明していないが、相手を脅迫するというのは犯罪でしかない。なんらかのトラブルがあった際には、最初から警察に介入してもらうことが無難だろう。

文/浅利 水奈

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