問題となっているのは、山本氏が12年9月26日に投稿したツイート。この日は、2012年自由民主党総裁選挙が行われ、現在の安倍晋三首相が総裁に選出された日だったが、安倍首相といえば、当時特定疾患に指定されていた潰瘍性大腸炎(現在は指定難病)を患い、07年に内閣総理大臣を辞任。このことを踏まえてか、「安倍さん、またポンポン痛なるんちがうやろな」と、病気を揶揄するようなツイートをしていた。
しかし、ツイートから7年弱が経った今年7月、先日行われた参院選で山本氏は、自身が率いるれいわ新選組から、ALS患者の候補と脳性まひを患う重度障害者の候補を当選させ、自身は落選しながらも国会に2人を送り出すことに成功。ブログでは、「生産性で人間の価値を測らせない社会、誰も切り捨てられない社会への第一歩です」とつづっていたものの、12年のツイートがネットユーザーによって発掘され、「立場が違えば難病を馬鹿にする人を信頼することはできない」「障害で苦しんでる方を持ち上げて、陰ではその方達にもこんな事を思ってるんでしょうね…」「他人の病気を馬鹿にして、数年後には重度障がい者の候補を立てる?矛盾しすぎ」などの批判が相次いだ。
「とはいえ、山本氏が政見放送で『700人以上いる国会議員には人工呼吸器をつけた人も、重度の障害がある人もいません。そのような、いわゆる健常者が国会で障害者施策を決めて、法律が作られる。しかし、当事者のニーズを最もわかっているのは当事者。だから、その声を反映させる必要があるんです』と語った通り、今、山本氏が弱者を守るために政治を行おうとしていることも事実。支持者も少しずつ増えているのが現状です。このツイートについては、7年前のものということで、『そこから成長して国会や国を変えようと動いてるんだから山本太郎は気にしなくていいと思う』『7年前の発言をいまさらほじくり返すほうが陰湿』といった声も寄せられています」(芸能ライター)
果たして、山本氏自身がこの発言に言及することはあるのだろうか。注目が集まる。
記事内の引用について
山本太郎公式ツイッターより https://profile.ameba.jp/ameba/yamamototaro1124
山本太郎公式ブログより https://profile.ameba.jp/ameba/yamamototaro1124