近藤有己、宇野薫ら日本の名だたる総合格闘家にパンチを指導する田代勝久トレーナーからマンツーマンで磨きをかけられた吉田の右フックは「やっぱり重いッスね」と名コーチをもうならせた。
吉田本人は「コンビネーションなども含め、教えてもらっているが、まだ体に覚え込ませないとダメ」と実感を得るまでには至っていない様子。しかし、「力を抜いて回転して当たる瞬間に拳をグッと握る。そのタイミングが良くなった」と田代トレーナーは太鼓判。
およそ1カ月間、田代トレーナーが吉田の下を連日訪れて稽古をつけ「肉体的にも精神的にも追い込まれ、練習後には充実感を感じる」と田代式スパルタ練習で心身ともに鍛え上げられた。
「打ち合いになればいくし、打ち合ってグラウンドに持っていく形が理想」。キックボクサーのスミスを相手に真っ向からのパンチ勝負から得意のグラウンドに持ち込んで勝利を目指す。