いっこうに本拠地・ZOZOマリンスタジアムに顔を見せる兆候がない千葉ロッテマリーンズの人気キャラクター「謎の魚」が、台湾への上陸を予告した。球団関係者によると「11、12日の2日間、台湾の桃園で行われる中華職棒大聯盟・Lamigoモンキーズ対富邦ガーディアンズの試合イベント『YOKOSO 桃猿』に参加し12日の試合前に始球式を行うと、PLM(パシフィクリーグマーケティング株式会社)さんから連絡がありました。私たちも『謎の魚』のツイートでしか動きを把握できないので、困惑してるんですよ」と呆れ顔。
さらに、今回のイベント参加に際して心配事があるという。
「13日には福原愛さんが始球式をされるそう。万が一、遭遇したら謎の魚が粗相をしないか不安で…」
現在のところ、謎の魚は12日までイベントに参加し、福原は13日のみ登場する予定となっているが、リハーサルや打ち合わせの場で、2人が遭遇する可能性はないとは言えない。
そんな球団関係者の心配をよそに、「謎の魚」は種子島と屋久島の間の海中を通過し、20ノットから30ノットモードに変形してペースアップ。27日午前11時には、石垣島で石垣牛のサンチョと戯れてから八重山諸島に到達。35ノットモードで台湾まで突き進むと予告している。
先月の30日にZOZOマリンの幕張沖ではなく、駿河湾にいた謎の魚はそのまま寄り道と進化を繰り返しながら南を目指してきた。台湾での使命を果たした後、どこへ向かうのかは「まったくの謎」と球団関係者は首を傾げる。ただ取材を進めていくと、謎の魚の動向を関係者もどこか楽しんでいる感じも見受けられるから不思議だ。
やはり、次なる注目は謎の魚のZOZOマリンスタジアム凱旋だろう。どんなタイミングで、またどんな形で現れるのか?謎の魚の動向からますます目が離せなくなった。
取材・文 / 増田晋侍
写真提供 / (C)千葉ロッテマリーンズ