欅坂46は現在、ロッテガムのキャンペーンで活躍しており、今回はそれが縁で実現した。千葉ロッテは毎年、親会社のロッテとゆかりのある芸能人を本拠地開幕戦の始球式に起用している。2012年以降に始球式を務めた芸能人は次のとおりだ。
2012年 長澤まさみ
2013年 佐藤健
2014年 松井愛莉
2015年 佐々木希
2016年 土屋太鳳
2017年 土屋太鳳
異例の2年連続登板となった土屋は「私にとって野球は人生の師匠」と公言するほどの大の野球ファンで、「始球式をするのが夢だった」という。1年目の2016年はワンバウンド投球で悔し涙を見せたが、リベンジを誓った昨年は山なりながらもストライク投球を披露すると、スタンドから大きな拍手が送られた。土屋は「2年連続で投げさせていただいてうれしいです。感謝と気合をこめて全力で投げました」と投球を振り返り、最後はマリーンズを全力で応援すると誓っていた。
そんな野球愛溢れる土屋からバトンタッチされた形となる、欅坂46メンバーの長濱ねるは「始球式をさせていただくという事で、このような光栄な機会に驚いてます。兄とキャッチボール程度の経験しかなく、緊張しますが、精一杯楽しんで臨ませていただきます」と始球式に対する意気込みをコメント。
欅坂46は秋元康が総合プロデュース。乃木坂46に続く「坂道シリーズ」第2弾グループとして、応募者2万2509名のオーディションを経て2015年8月に誕生。2016年4月6日、1stシングル「サイレントマジョリティー」でデビュー。女性アーティストオリコン初週売上の歴代1位を獲得。デビュー8か月にして第67回紅白歌合戦に初出場。紅白には昨年も2年連続で出場を果たしている。
今月7日に発売された6枚目のシングル「ガラスを割れ!」はデビュー以来、6作連続シングルチャート1位を記録するなど、坂道グループ、48グループの全体を見ても、今最も勢いがあるアイドルグループである。プロ野球選手の中にも隠れファンも含めて、かなりファンがいるので、当日は選手たちの視線の先にも注目だ。
始球式は18時25分頃を予定しており、1人ずつ始球式を行い3球三振を狙うとのこと。激しい風が吹き荒れるマリンならではの始球式で欅坂46のメンバーはストライクが奪えるのか?メンバーのガッツに期待したい。
取材・文 / 増田晋侍
写真提供 / (C)千葉ロッテマリーンズ