闘志むき出しの戸澤はスープレックスからシャイニング・ウィザードを放つなど、ジャパニーズスタイルで攻め込んでペースをつかんだ。トップロープからフランケンシュタイナーでマーフィーを投げ飛ばすもカウントは2。勢いに乗った戸澤は打撃の攻防からトペ・スイシーダ2発を決め、ロープに倒れ込んだマーフィーに必殺のダイビング・セントーンを浴びせた。必勝パターンに持ち込んだ戸澤だったが、なんとこれもカウント2で返されてしまう。唖然とする戸澤に最後はマーフィーがマーフィーズ・ロウを決めてカウント3。マーフィーが王座防衛に成功した。
戸澤はダイビング・セントーンで試合を決められず、無念の敗戦。今後は新たな試合展開を考えるべきだろう。
試合後、戸澤は「負けてしまいました。でも、クルーザーウェイトのベルトを獲るという夢は絶対に諦めないので、これからも応援よろしくお願いします」と2度目の王座奪取をファンに約束した。
WWEは2大会連続でPPVにクルーザー級王座選手権試合を組んでおり、連続挑戦した戸澤への期待も高い。日本を離れた“あの”男の合流もささやかれる中、1日でも早く再びベルトを巻いておきたいところだ。
文・どら増田
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