「2018FIFAワールドカップロシア直前SP 歴代日本代表大集合!」と銘打たれた今回の放送。スタジオには、高原をはじめとした元日本代表選手が多数出演し、日本が出場したW杯過去5大会(1998年フランス・2002年日韓・2006年ドイツ・2010年南アフリカ・2014年ブラジル)に関するエピソードを披露した。
次々と明かされる裏話にスタジオが盛り上がる中、最後に行われたのがロシアW杯における現・代表の成績予想。後輩たちへの期待を込め、各選手は軒並み日本のグループステージ突破を予想していたのだが、この中で唯一3戦全敗での敗退を予想したのが高原だった。
この理由について、「気持ちは予選突破してほしいです当然。ただ現実問題、これはあり得る」と説明した高原。同じグループに属する国々(コロンビア・セネガル・ポーランド)が全て日本より格上のチームであることや、W杯直前の4月に突如監督が交代したことなどが、この予想に影響を与えているようだ。
「いい意味でこの予想を裏切ってほしい」というフォローを交えつつ、現・代表に対する辛口予想を打ち出した高原。この一幕を見た視聴者からは「全くの同意見だわ」、「よくぞ言ってくれた!」、「忖度無しの高原は正直でいいね」といった称賛の声が寄せられている。
前述の監督交代以降、多くのファンから悲観的な見方をされている現・代表。その不安は先月30日のガーナ戦(0‐2)、今月8日(現地時間)のスイス戦(0‐2)と敗戦が続いたことでますます大きくなっている。こうした状況を考えると、普通ならば猛バッシングを浴びてもおかしくない高原の全敗予想に、前述のような声が相次ぐのも致し方ないのかもしれない。
予想通りの結末となるか、それともいい意味でこれを裏切るか。コロンビアと相対する19日の初戦から、その“答え合わせ”はスタートする。
文 / 柴田雅人