「作品中では具体名こそ出してないものの、こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)を設置する熊本県の慈恵病院を題材にしたのは明らかで、フィクションとはいえ同病院が抗議するのも無理はないですよ」(テレビ業界関係者)
病院側の放送中止要請を受けて、世論は真っ二つに割れるなか、作品は第3話にしてスポンサー8社全てがCM放送を見合わせる事態となった。一方で、高須クリニック代表の高須克弥氏がツイッターでスポンサーに名乗りを上げるなど、場外でも激しい動きを見せている。
「業界では『明日、スポンサーがいない』なんて陰口たたかれてますが(笑)、実際はCMを降りただけ、もっともそのうちの何社かは企業イメージの面から真剣に撤退を検討し始めてるらしいです」(同)
しかし、日テレ側は依然として一歩も引かない姿勢を崩そうとしない。そのワケはこんなところにあるのかもしれない。
「実は水面下でスポンサー依頼が殺到中だとの噂があるんです。水曜の22時台という最近では『家政婦のミタ』や『ハケンの品格』と高視聴率ドラマが並ぶ隠れたゴールデンタイム。満島ひかりの迫真の演技が話題になった『Woman』もそうでしたね」(週刊誌記者)
スポンサーに名乗りを上げているのは健康食品、消費者金融、パチンコといった普段はゴールデンタイムのスポンサーを断られることが多い企業たちだという。(明大昭平)