“原爆Tシャツ”騒動で渦中のBTSや、今度は“慰安婦Tシャツ”の指摘を受けているTWICEなど、今まさにK-POPアーティストのニュースは日本においても多く取り上げられる。しかし、韓国国内ではこういった炎上とは別の、“闇深い”ニュースがあふれているようだ。
「『K-POPスター』や『韓国アイドル』などと言われ、響きだけはキラキラしていますが、実はその裏では『うつ病』『自殺』『枕営業』など、闇深いスキャンダルが連日のように報道されています」(芸能ライター)
まず、韓国芸能界の闇として頻繁に聞くのが整形だ。日本でも当たり前となり、今やそれほど驚くことでもないが、韓国でのし上がるためには必要不可欠と捉えられている。
2016年、韓国メディアが「最も美容整形をしている女性ランキング」を発表したことがあったが、こうしたことが公になるくらい、彼らにとっては「超常識」なのかもしれない。
「そのランキングの1位に選ばれたのが歌手で女優のユン・ヒョンスクです。彼女は現在46歳。すでにアラフィフの域に達していますが、韓国では30代と言われても分からないくらい若々しいと有名です。国内では、彼女が整形したことがニュースになるほど。さらにびっくりするのは、手術を手掛けた整形外科医が、どう変わったのかをコメントしていることです」(芸能ライター)
売れるためにはなんでもやる……。それが歪んだ形で出てきたのが「枕営業」だ。日本では都市伝説であるかのように言われてきたが、最近はそれが「実在」していることを、元アイドルが勇気を持って告発するようになってきた。だが韓国では、それを「性上納」と呼ぶ。ある意味、スターになるために正当化されている風潮すらあるようだ。
ロッテのCMや、日本でヒットした『花より男子』のリメイクドラマにも出ていた女優チャン・ジャヨンが自殺したのは2009年。彼女に枕営業を強要していたのは、所属事務所の元代表だという疑惑が死後、明るみになった。疑惑を持たれた元社長は日本に一度逃亡したが、最終的には韓国警察からチャンへの暴行・脅迫容疑で逮捕されるという大事件に発展。さらに真相解明を求める国民の声が高まり、再捜査が開始されていた。
「だがこの枕営業の闇は思ったよりも深く、その裏で動く売春ブローカーの存在が取りざたされています。韓国のドキュメンタリー番組が以前、そのブローカーを直撃取材したことがありましたが、その生々しい『上納』システムの内情が韓国国内のお茶の間に流れました」(同)
麻薬スキャンダルも由々しき問題だ。去年、BIGBANGのメンバーで日本でも人気のあるT.O.Pが義務警察に入隊する前に大麻を大麻吸引した容疑が発覚すると、韓国芸能界に激震が走った。さらにこの過去が明るみになると、普段服用していた精神安定剤を過剰服用し、意識不明の状態に陥ったしてさらに衝撃が走った。
「T.O.Pに続き、演技派俳優キ・ジュボン、演劇俳優チョン・ジェジンも大麻絡みで摘発されました。また今年に入ってからも、イケメン俳優のハン・ジュワンが、ビットコインで大麻を購入し吸引した容疑で逮捕されています」(芸能ライター)
日本でも連日芸能人の不祥事が伝えられているが、韓国と比べればまだまだ大人しいものなのかもしれない。