事の発端となったのは、ヒカキンが15日に公開した「【悲報】YouTube Premiumで広告ゼロにしたらYouTubeじゃなくなりました…【プレミアム】」という動画。日本版ユーチューブに14日に追加された「ユーチューブプレミアム」について解説した。ヒカキンは動画の中で「広告なし」「オフライン再生」などの機能を語っていたが、その料金は「月額1180円(iOS版は月額1550円)」とも紹介。料金について「『めちゃくちゃ安いね!』って思う人は少ないんじゃないかなと思うんですけど」と言いつつ、「僕がもし高校生とかだったとしたら全てを我慢してこのYouTubeプレミアムは買いますね」「月1180円ってさ、ラーメン1杯とおやつちょっと我慢するくらいでしょ?」と、他の娯楽を我慢し、優先させる価値があることをアピールしていた。
しかし、動画公開後、ネットからは「高すぎるわりに機能が少ない。食事を我慢するっほどのメリットない」「庶民の感覚を無くしてしまったのかな?」「メリットばっかりでわざとらしい。運営に言わされてるの?」といった批判的な声が集まっている。
「プレミアム発表直後から、ネットからはその価格の高さを指摘する声や、使える機能の少なさへの批判が多く寄せられていました。それだけに、今回のメリットばかりにフィーチャーしたヒカキンの動画に対してネットユーザーが不信感を抱いてしまったようです」(芸能ライター)
動画サイトの有料会員といえば、ニコニコ動画が長らく「月額540円」で行っており、動画の読み込みが早くなったり、広告をオフにする機能が付いているものの、2016年末から有料会員は減少傾向に。最盛期には256万人いた有料会員が今年6月時点で200万人に減少しており、「メリットがない」「有料で動画を見る時代じゃない」といった指摘も相次いでいた。
ユーチューブプレミアムを巡っては、他にもユーチューバーの「KUN」が解説しているが、価格の高さやコンテンツの少なさを指摘しており、ユーチューブユーザーからは共感の声と、「そんなにお金払ってまで欲しい機能ではない」「10年くらい前なら無料でバックグラウンド再生できて広告なしっていうのは普通だったのに」というユーチューブ側への不満が噴出している。
無料体験期間が終わる3か月後、果たしてどのくらいの人数がプレミアムを利用し続けるのだろうか――。
記事内の引用について
ヒカキン公式ユーチューブより
https://www.youtube.com/channel/UCZf__ehlCEBPop-_sldpBUQ
KUN公式ユーチューブより
https://www.youtube.com/channel/UCGjV4bsC43On-YuiLZcfL0w