「ジョジョ好きだけ限定が集まる合コン」、略して「JOJOコン」を開いて、徹底的に『ジョジョ』知識を炸裂させるべきだ。
漫画の台詞を、一般的な合コンで使ってもまったく効果は無い。いや、逆効果ともいえよう。『ジョジョ』的に例えると…金属や岩を破壊するために波紋は使えない。つまり、『ジョジョ』を知らない人の前では波紋という名の『ジョジョ』知識が効果を発揮できなくなってしまう。波紋疾走が散っていき、悲しい結果しか残らない。もう1つの例えを出すと…スタンドが見えない人の前でスタンド能力を出すようなものである。
スタンドがパワーを発揮するためには絶対的な条件と制限があるように、あなたのスタンド能力という名の『ジョジョ』知識を存分に活かすには、一般的な人が集まる合コンに出るべきではない。ディオ的には無駄無駄無駄無駄と言われるだろう。スタンドが使える範囲は、スタープラチナやザ・ワールドのごとく非常に限られたものになる。
しかし、JOJO好き限定が集まる合コン内では、ジョジョ・シリーズ最新作の『スティール・ボール・ラン』で描かれるジャイロ・ツェペリの鉄球が威力を発揮できる黄金長方形であり、あなたの知識を上手く使うことで「黄金の回転」を産み出せるだろう。器用な人は、シリーズ第3部の花京院典明のごとく、ハイエロファントグリーン(法皇の緑)を周囲に張り巡らせることができ、参加者のスキをうかがいつつ、「恋のエメラルドスプラッシュ」で気になる異性を撃ち抜くべし。
女性が気を付けるべき男性のタイプは、シリーズ第3部の呪いのデーボのように執念深いタイプはあなたの身に危険をおよぼす可能性があるため、合コン開始時に相手の男性キャラがどのタイプかをしっかり見極めよう。
男性が気を付けるべき女性のタイプは、同じくシリーズ第3部の女帝のネーナだろう。一見、美人に見えても実は…というのが一番怖い。
『ジョジョ』の基本を知っていれば、後はJOJOコンという合コンをさっそく開いてどこまで実践できるか確かめてみよう。事前にシリーズ第1部〜第7部まで復習して準備すべし。
うまく行かなかった場合は、あなた自身が知らないうちにスタンド攻撃を受けている可能性があるので、すぐにトイレへ逃げ込もう。それは完全な逃げではなく、ジョセフ・ジョースターがよく使う「作戦上の逃げ」なので、シリーズ第2部で登場した赤石のパワーが心の内にあることを信じ、再び戦場と言う名のJOJOコンのテーブルへ舞い戻り、存分にスタンド能力を発揮してくれることを祈る。
あなたのスタンド発動条件を忘れないように。