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話題のヴァンパイア映画「ビザンチウム」が、9月20日から全国公開

 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」から約20年、鬼才ニール・ジョーダン監督が永遠の孤独を運命づけられた哀しき少女の物語を描き、ヴァンパイア映画の新境地を切り開いた映画「ビザンチウム」が、いよいよ9月20日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほかで全国公開となる。

 主演は、「つぐない」で13歳にしてアカデミー助演女優賞にノミネートされ、「ラブリーボーン」(09)や「ハンナ」(11)でも鮮烈な存在感を放った若き天才女優シアーシャ・ローナン。ほか、「007/慰めの報酬」「アンコール!!」のジェマ・アータートン、「コントロール」「オン・ザ・ロード」のサム・ライリー、「アンチヴァイラル」で初来日を果たしたケイレブ・ランドリー・ジョーンズといった若手注目株が脇を固めている。映画「ノーカントリー」にも引用されたアイルランドの詩人イェーツによる「ビザンチウムの船出」をベースに、少女の自立と旅立ちを描いた至高の“エターナル・ストーリー”だ。

 この度、漫画家の一条ゆかりさん、映画作家の大林宣彦さんという漫画界と映画界をけん引してきた、大御所の2人から「ビザンチウム」への愛情たっぷりの絶賛コメントが到着!

 「プライド」「有閑倶楽部」等の人気漫画家一条ゆかりさんは、懐かしさ漂う色彩や雰囲気、そしてネクストブレイク必至と言われる注目の個性派イケメン俳優ケイレブ・ランドリー・ジョーンズについて指摘しており、少女漫画家らしい視点で茶目っ気たっぷりにコメント。

 一方、“尾道三部作”の「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」で少女の物語を描いてきた映画作家、大林宣彦さんは、3パターンもコメントを寄せ、耽美的な映画の雰囲気とその優れた脚本との融合を<媚薬の映画>と表現するなど、映画作家らしい独特の表現で映画を称えている。

〈コメント〉
一条ゆかり(漫画家)
 古くて、すごく懐かしい色彩と画面。イギリス映画独特の暗くて青くて切なくて、鎮魂歌って言葉が凄く似合う画面を、卑怯なほどのナイスバディがハンチチだして走り回ります。ダイエッターの私は思わずガン見です(笑)。ミックジャガーにブラピを混ぜて、むっちゃ弱虫にしたようなケイレブ君は、少女漫画家ホルモンをかきたてますね。もう一回観てみよう。

大林宣彦(映画作家)
(1)ドラキュラ好きの友人に、こっそり耳打ちしてやろう。「これは君の映画だぞ!」。映画が君の血を吸い上げる。おお、愛の美酒だ!
(2)吸血鬼といえば殉愛ゴシックロマンの痛切さが主眼。その古典的ヒロインを猥雑な現代に棲まわせ、重層的な脚本と耽美な映像を絡ませて少女の心の痛みを焙り出す。映画好きならばきっと痺れる、媚薬の映画だ。
(3)キャメラは叫び、フィルムは血となり、音楽は心に痛い。現代の混沌を耽美に包んで、いたいけな少女の傷口に寄りそう。微熱の映画は愛に陶酔し、痛切に君の心を切り刻む。映画の命は永遠だ! 甦れ、吸血鬼!

(C)Parallel Films (Byzantium) Limited / Number 9 Films (Byzantium) Limited 2012, All Rights Reserved

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