まず大通寺台所門ですが、長浜城の大手門なのです。長浜城の城門だけあって、とても重厚な造りです。大正二年(1913)に解体修理が行なわれ、多少構造は変わったようですが、それでも門柱や金具は当時のものだとか。秀吉がおそらく何度も通った門を近くで見ることができます。
そして、家康関係で言いますと、大通寺の本堂です。もともと伏見城の建物で、家康が本願寺教如に贈り、それをこのお寺に移築したもの。その他にも多くの重要文化財があります。特に山門(写真)は、文化五年(1808)に造られ、完成まで33年もかかったというだけあって、見ごたえがあります。
ということでここ大通寺では、秀吉と家康に関連した建造物や重要文化財を見ることができるのです。長浜に訪れた際は、是非足を運んで当時を偲んでみてはいかがでしょうか。
(戦国お城ライターAsami 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou