「2人とも心配はない。特に松坂の2回は本人が言うように、『どの球が打たれるか』試したに過ぎない。本番でなければ松坂のように、あえて打たれそうなコースに投げてみるのがピッチャー。松坂はそれをやっただけ。少し不安が残るとすればダルのほうだが、これも本番までには修正してくるはずだ」
ダルビッシュは、まだWBC公式球が指になじんでいないフシがある。それでも大丈夫なのか。
「ダルはクレバーな選手。だから試合後に『投げてはいけない球と使える球種のメドはついている』と話している。まだ国際試合に慣れてなく、若さから気負うところがある。そのあたりは、城島がうまくコントロール、リードするよ」
中継ぎと抑えは、ほぼ完璧。投手陣は信用してよさそうだ。さて、打つほうはどうなのか。スポーツ紙デスクの話。
「オーストラリアのメンバーは、言ってみれば1軍半。大量得点したからといって、鵜呑みにはできない。松坂やダルビッシュがそうだったように、試し投げしたとも考えられる。ただ、打てなくてシュンとなるよりはいい」
「イチローが打てなかったからと騒ぐ必要なない。オープン戦ではいつものこと。本番に照準を合わせて、手抜きしてるんだよ(笑)」(前出・OB)