警視庁は7月18日、女子大学生を駅から尾行し、胸を触ったとして、都迷惑防止条例違反(卑わい行為)の疑いで、陸上自衛隊大宮駐屯地の陸士長・渡辺正大容疑者(25=埼玉県さいたま市北区日進町)を逮捕したと発表した。
渡辺容疑者は「若くてきれいな女性だったので触った」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は、6月15日午前5時過ぎ、東京都町田市のアパート敷地内で、住人の女子大生(19)の左胸を触った疑い。
同庁によると、渡辺容疑者は同日、JR八王子駅近くで朝まで飲酒していたという。実家に向かう始発電車に乗ったところ、向かい側の座席に座っていた美人の女子大生を発見。心を奪われて、目を付けた。
渡辺容疑者は女子大生と同じ駅で電車を降り、自宅まで尾行して、アパート敷地内で犯行に及んだ。女子大生が悲鳴を上げたため逃走。その際、運転免許証の入った財布を落としたことなどから、身元が特定され、逮捕につながった。
大宮駐屯地によると、渡辺容疑者は09年に入隊し、第1後方支援連隊で車両整備を担当。福島由晃連隊長は「国家国民を守るべき立場の隊員が、このような事案を起こし申し訳ない。厳正に対処し、再発防止を徹底する」とコメントした。
「酒に酔って、理性を失ったから」というのは言い訳にはならない。自衛官が性犯罪に手を染めてしまってはいけないだろう。
(蔵元英二)