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3月3日全員卒業のYGA ラストインタビュー

 3月3日(日)に品川ステラボールでの公演で全員卒業することが決まっているアイドルグループ、YGA。吉本興業に所属するアイドル50%、お笑い50%、あわせて120%をコンセプトに活動していた同グループのメンバー、谷侑加子、林沙奈恵、春日沙也加、村田玲奈に卒業前の心境をインタビュー。話を聞いた。

 −−まずは卒業公演、直前の率直な思いを聞かせて下さい。

 村田 残り1週間くらいから、やっと実感がわいてきました。正直な気持ち、とまどっているところもありますけど、ただ、3月3日へ向けて今以上にダンスも歌も追い込んでいかなければいけない時期なので、とにかく集中あるのみ、です。あと、卒業公演までにダイエットも頑張りたいです(笑)。

 春日 私はまだ、実感がわきません。この先、またいつものように週末になればYGAのみんなでライブができるんじゃないかなと思っていたり…。だから、ほんとに最後になる3月3日のステージはみんなの楽しい思い出になるライブを作りたいなと思っています。あと、私のキャッチフレーズが、「バカだからこそできることがある」なんですが、いまだにできる事を見つけたられてないので、卒業するまでには見つけたいですね(笑)。

 −−ちなみに、どのくらいバカなんですか?

 春日 テストは…クラスで下から2番目くらい。九九は大丈夫ですよ! 7×1=7、7×2=14、7×3=24…。

 林 これで大学生なんですよ信じられます?(笑)。私は24日にルミネでのファイナルを終えても「ルミネで最後のライブ」という感じがまったくしなくて…。これからも、ファンの方と楽しくお話ができる場面がいつも通りにあるような、ほんといつも通りな感じで。ただ、ファンの方からのお手紙とかを頂いて、家に帰って読むと、「ああ、もう卒業なんだ」と思ったりしますね。

 谷 個人としてもグループとしても、いつか卒業の日が来るんだろうなとは思っていました。ただ、ルミネのファイナル公演で、「今日が17歳の時からお世話になっているこの会場のスタッフさんにする最後のあいさつなんだなあ」と思ったらグッときました。通いなれた場所、居場所がひとつ無くなってしまうのはさびしいですね。

 −−谷さんはリーダーでしたね。

 谷 突然、「今日から、お前がリーダーや」って指名されて、その日その瞬間からリーダーになりました(笑)。でも、リーダーというポジションを経験させて頂いて、成長できた部分は大きいと思います。

 −−もともと、リーダーになることは多かったのですか?

 谷 いや〜ずっとへらへらしてましたね(笑)。学生の時は、「花いっぱい委員会」っていうナゾの委員会でしたから(笑)。

 −−ラストシングル「君と出会えてよかった!」は、メンバーも作詞に参加しましたね。

 林 みんなで、入れたい言葉やフレーズを出し合って、それを歌詞家さんにアレンジしてもらって、という事を繰り返しながら作っていったんです。

 春日 私は一曲作っていくくらいの勢いで、ノート2ページ分くらい持って行ったんですが、ほとんど採用されなくって泣きそうになりました(笑)。

 谷 さあちゃん(春日)、書いてあることがメチャクチャなんですよ。

 −−どんなフレーズを考えたんですか?

 春日 一番の自信作は「君にかけるよ、この魔法」です!

 谷 それいったいなんの魔法なん!? って話ですよね(笑)。

 −−YGAメンバーとして、様々な思い出もあると思います。

 村田 大変だったことはMCを考えることです。私は9期生なんですが、同期3人でMCを考えて、ネタの考え方も全然わからなくて…。3人では盛り上がるんですが、いざスタッフさんに見せにいくと、「めちゃくちゃつまらない」って言われることが多くて。客観的に見るのは難しいなと学びました。

 春日 私は毎回、緊張してしまって、ステージに立つと、しゃべることを忘れてしまうことが大変でしたね。

 谷 こっちも大変だったよ! 黙ったり、泣いたり、ステージからいなくなったりするから(笑)。

 春日 ステージに立つと、頭の中が真っ白になることがあって…最後のライブでも、何か忘れてしまわないか心配です。

 林 実は、最後の3月3日に春日が大きな失敗をしたら怒るべきかどうか、私とゆちゃさんで話しているです(笑)。

 谷 修正出来てもそれをどこで披露するんだろうって話になりますから(笑)。

 春日 できれば、最後なんでぜひ優しくしてほしいですね(笑)。

 林 私は、毎回シングルを出すたびの厳しい公約ですね。私はホクロ除去の整形をさせて頂きました。その頃から、体を張ることに慣れてしまって。なんせ顔をいじってますから(笑)。でも、それが自分の殻を破るきっかけだったし、今考えるとアイドルとしてもタレントとしても吹っ切れた時だったかなと思います。もともとは「YGAのエンジェルです」って言ってて、清純派路線で行くつもりだったのに(笑)。

 谷 私も滝修行へ行ったり、絶叫マシーンに乗せられたりとか体を張ったことがたくさんありましたけど、一番大変だったことは、リーダーというポジションですね。

 林 吉本興業は上下関係が厳しく、「後輩の失敗は先輩の責任」みたいなものがあるので、私たちができなかったことで、リーダーのゆちゃさんが、すっごい怒られることも多くて、「申し訳ないなあ」と思ってました。

 −−10年後、みなさんは、どんな女性になっていたいですか?

 村田 ひとりの大人として、やりたいことをやって、目標に向かって輝いている魅力的な女性になりたいです。結婚は…たぶんしてないと思います、結婚願望が全然ないので。あと、今よりも痩せてたらいいですね(笑)。具体的には45キロくらいになっていたいです(笑)。

 春日 塾の講師になっていたいです、科目は英語で。そして生徒達を連れてピクニックに行ったり。何かを教える事が出来ていたらいいかなあ。

 林 私は31歳になっているのですが、今と変わらない自分でいたいなと思います。結婚はできてたらいいなあ。もし子供がいても、春日の塾には入れませんけど(笑)。

 谷 私は結婚して専業主婦になって、ガーデニングとかしてたいかな(笑)。今から10年後に、絶対にYGAメンバーと集まって、同窓会みたいな事をしてみたいです。

 −−最後に卒業公演へ向けて一言、お願いします。

 村田 ファンの皆様に感謝の気持ちを伝えたいです。ダンス、歌、スタイルと自分を磨いて、最高の状態で3月3日を迎え、最高の日にしたいです。

 春日 私はもともとYGAのファンでした。すっごく大好きなYGAが、みなさんにも、「YGAが大好きだ!」って言ってもらえるような公演にしたいです。

 林 YGAは、アイドルとしてすっごくいいアイドルグループだと私は思っています。YGAを今まで見た事ない方にも、ぜひ卒業公演をご覧頂きたいですし「YGAって本当にいいグループだったんだな」って思ってもらえるようなライブにしたいです。YGAはなくなってしまいますが、楽曲はCDやDVDでずっと残っていくと思うので、これから先も、ずっとYGAのことを好きでいてくれたらな、と思います。

 谷 私は4年半活動してきましたが、決して自分がアイドルに向いているとは思っていなかっんです。
でも、いろんなチャンスを頂いたり、経験を積ませて頂いた事でここまでやってこれたので、その集大成としても、3月3日は今までで最高の「アイドル・谷侑加子」をみなさんに見て頂けるよう、頑張りたいと思います。

3月3日(日)
品川ステラボール
<1回目>開演16:00
「YGA LIVE in ステラボール 〜HINAMATSURI 10人並んですまし顔〜」
<2回目>開演19:00
「YGA FINAL LIVE in ステラボール HAPPY Turning☆Point 〜ありがとじゃあね。〜」

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