◇今週のこの1枚◇ケミカル・ブラザーズ「dig your own hole」(1997年/Freestyle Dust」
打ち込み・インスト系のダンスミュージックはあまり普段から聞きませんが、自分の感性に合うものがどの時代でもあります。90年代の後半はケミカル・ブラザーズですね。ロックとサイケデリックの匂いがプンプンします。
当然、繰り返しと仕掛けと騙しの曲が中心になってますが、流れが飽きさせない山あり谷ありのアルバム構成になってます。大ヒットした「setting sun」にはオアシスのノエル・ギャラガーがゲストボーカルで参加してますしね。ビートルズの楽曲「トゥモロー・ネバー・ノウズ」を現代にうまく蘇らせたと評判にもなりました。
もともとダスト・ブラザーズ名義で活動をしていましたが、アメリカに同名のグループがいた為に今の名前に改名します。ブレイクビーツを基調とし、そこにロックなどを融合したサウンドは「ビッグ・ビート」「デジタルロック」と呼ばれ、世界中のクラブミュージック・シーンに多大なる影響を与えました。ビッグ・ビートというジャンル名で定着するまでは、彼らの楽曲名でもある「ケミカル・ビーツ」と呼ばれてます。
マンチェスターのクラブ、ハシエンダでDJとして活躍していた為、イギリスのミュージシャンとはデビュー前から交流が深かったようです。毎夜の乱痴気騒ぎで有名なハシエンダですから、それを想像すると彼らの音楽性に繋がるかもね。
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