イジメ自殺撲滅のため「スマホ所持免許制」議論へ

社会 週刊実話 2018年11月14日 06時03分

イジメ自殺撲滅のため「スマホ所持免許制」議論へ提供:週刊実話

 東京都八王子市立中学に在籍していた2年生の女子生徒が、今年8月、JR中央線西八王子駅で、電車に飛び込んで自殺を図り9月に死亡したことが明らかになった。同市教育委員会は11月6日、記者会見を開き、生徒に対するイジメがあったことを認めた。

 学校側の初期対応にも不備があったと釈明し、市教委は近く、自殺との因果関係や当時の学校の対応を検証するため第三者委員会を設置する。

 市教委によると、亡くなったのは永石陽菜さん(当時13歳)。遺族の了解を得たことで実名が公表された。

 永石さんは「手紙」の形で遺書を残し、今年3月まで通っていた中学で部活動のトラブルがあり、「それを乗り越えられなかった自分を責め、両親に感謝する内容」をつづっていた。その内容は要約すれば以下の通りだ。
《ずっと言っていなかったからここで言うけど、中1のとき 学校に行かなくなったのは部活が理由です。ずっと部活で仲良くしてた子に無視されたりしたのは悲しかったし辛かった》

 部活内で上級生ともめたきっかけは、永石さんが部活動を休んで家族旅行に行ったことだったという。その後、上級生からLINEで非難のメッセージが届くようになった。

 いつものことだが、この事件もSNSが簡単にイジメの道具に使われ、かつそれが証拠として残り、学校の実名やイジメの加害者の名前が全国に“犯人”として拡散してしまう。そうなれば、加害者たちは、これからの長い人生でシレっと何事もなく暮らせていけるはずもなくなる。

 加害者は、今後も利用しなければならない西八王子駅のホームに立てば、何年たっても何かを思い出さなければならず、確実に“被害者”になっていく。

 イジメ→自殺という連鎖の大きな原因は、学校制度の崩壊もある。部活動はあくまでも自由参加で楽しいものであればいいのだが、現実はそうではない。「部活動をしていなければ成績に影響する」「苦しくても達成感がある」「代々、先輩たちはそうしてきた」など、“目標を持って頑張っている子”の気持ちに合わせ、“適当に楽しみたい子”の気持ちはハナから寄り添うつもりなどない。いつしか強制収容所のようになり、イジメの構造的温床になっているのだ。

 「自殺に至るツールもSNS。“加害者”が“被害者”になっていくツールもSNS。スマホが便利で産業発展に寄与していることは誰も否定しませんが、それは一定のレベル以上の人間が使用した場合に限られるでしょう。中学や高校の一定レベル以下の人間にとっては、無免許であおり運転するような危険なツールであることを大人たちはそろそろ認識した方がいい」(いじめ問題に詳しいライター)

 現実にスマホを仲立ちとする未成年犯罪が拡大し続けていることを考えれば、未成年者に携帯は持たせない法律を作る時期に来ているのかもしれない。

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