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2006年ドラフト希望枠で日本ハム入団の元投手が強姦などの疑いで逮捕される

 プロ野球界に激しい衝撃が走った。

 千葉県警は11月12日、千葉県内の路上で女性に乱暴したとして、強姦(ごうかん)などの疑いで、プロ野球日本ハムの元投手で球団職員(2軍マネージャー)の宮本賢容疑者(29=同県船橋市)を逮捕した。

 逮捕容疑は、6月下旬の夜、船橋市の路上で、歩いていた女性に乱暴するなどした疑い。

 宮本容疑者は関西高校(岡山)時代に、2度甲子園に出場。2002年のセンバツ大会ではベスト4に進出した。その後、早稲田大学に進学し、同大のエースとして活躍。東京6大学で通算23勝をマークし、ベストナインにも2度選ばれた。高校、大学を通じて、主将も務めている。

 2006年のドラフト会議で、希望入団枠で日本ハムに入団。同年の同枠入団組には、岸孝之投手(西武)、大隣憲司投手(ソフトバンク)、小松聖投手(オリックス)、永井怜投手(楽天)、金刃憲人投手(巨人=後に楽天に移籍)、高崎健太郎投手(横浜=現DeNA)らがいる。

 鳴り物入りでプロ入りした宮本容疑者だが、初年度は1軍昇格できず。2年目の2008年に1軍初登板を果たしたが、勝ち星はなし。2009、2010年も1軍定着はできなかった。2011、2012年は2軍暮らしが続き、同年オフに戦力外通告を受け、球団職員に転じた。

 プロ通算実働7年で、22試合に登板し、0勝0敗0セーブ、23回を投げ、防御率3.91で、1勝も挙げられずにユニフォームを脱いだ。

 事件を受けて、日本ハム・津田敏一球団社長は「職員が逮捕されたことは大変遺憾であり、重大な事態と認識しております。ファンの皆さま、スポンサー・出資企業の皆さま、関係者の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。今後、事実関係を確認し、その結果を踏まえて厳正に対処いたします」とコメントした。

 プロ野球選手の性犯罪としては、昨年8月にソフトバンクの現役選手である堂上隼人捕手が強制わいせつ容疑で逮捕された例があるが、野球エリートといえる希望枠でプロ入りした元選手が事件を起こしたとなると、衝撃は大きい。
(落合一郎)

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