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文学への思いが結集した『第10回文学フリマ』

 5月23日(日)に、『第10回文学フリマ』が開催されました。

 文学フリマとは、文学限定の同人誌即売会です。プロ・アマ問わず参加でき「自分が〈文学〉と信じるものであれば、基本的にどんな形態の作品でも構いません」とされています。枠にとらわれず〈文学〉を発表でき、作り手や読者が直接コミュニケートできる「場」なのです。
 今回の文フリでは、私が所属する妖怪サークル「夜道会」が、妖怪掌編小説集『へんぐえ〜茜〜』を出展。収録された妖怪は、42体!(+特別企画「妖怪恋愛小説」5篇収録)。実力派の豪華執筆陣に加え、全作品に美麗な挿絵付という凝りよう。昨年12月5日『第9回文学フリマ』で出展、大好評だった『へんぐえ』に続き第2冊目です。 私(呪リンダ)は、前回は“金霊”、今回は“ひょうすべ”という妖怪で、掌編を書かせていただきました。

 東京都大田区(蒲田PIO)の文フリ会場に到着したのは、午後2時頃。雨天にもかかわらず会場は大盛況。我がサークル「夜道会」ブースの編集長、スタッフの方々にご挨拶した後、早速会場内を見て回りました。

 小説・詩・随筆・論評・ルポ・イラスト・漫画など、様々な文芸ジャンルの同人誌が出展されており、扱っているテーマもミステリー、ホラー、推理、SF、恋愛、ファンタジー、サブカルチャーなど、多岐に渡っております。怪談を書く私にとっては興味深い、実話怪談、精神病、医療現場の裏話、お葬式、などのテーマを扱っているサークルもありました。

 今回、いろいろなサークルの方々とお話いたしました。中でも、樹海に何度も探索して数多くの死体を発見されたという方から、貴重な体験談を聞くことができました。

 無料配布物もたくさんあり、ポストカードや小冊子などをいただきました。その中で、ガチャポンカプセルに入っている包み紙を開けると、黒い粒がバラバラ落ち、びっくりしてよく見たら花の種でした。音楽CDを配布している所では、自身のネトラジで曲を使用してもよろしいですか? と、ちゃっかり交渉もいたしました。また、手作りのアクセサリーやブックカバーなどの素敵な小物も販売しており、可愛いデザインに、思わずどれにしようか散々迷いました。凄く楽しくて、あっという間に時間が過ぎてしまったのでした。

 文フリもそろそろ終了という頃、「夜道会」のブースに戻ると、ちょうど最後の1冊が売れたところでした。 完売です。ありがとうございました。そして午後4時、文フリ終了の放送が流れると、会場の皆で一斉に拍手したのでした。まさにオール ・フォー・ワン! 感動で思わず涙が込み上げる場面でした。
 その後、慌しく後片付けを終え、サークル関係の皆様と打ち上げに向かいました。文学に対する愛と情熱が伝わるワクワクするイベントでした。次回は2010年12月5日(日)に開催。文学フリマを、皆様もぜひ堪能されてみてください。

文学フリマ公式サイト
http://bunfree.net/
妖怪サークル「夜道会」
http://www29.atwiki.jp/hengue/
へんぐえアンテナ(『へんぐえ』参加者のblog・HPを巡回できます。)
http://a.hatena.ne.jp/hengue200912/

(「オカルト・スピリチュアル作家」呪 リンダ 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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