逮捕されたのは埼玉県内に住む無職の男(23)。14日午前7時頃、杉並区荻窪の路上を歩いていた19歳女性の振り袖に、予め持参していた小袋に入ったソースを引っ掛け汚したとして暴行の疑いで逮捕された。
調べによると、男は美容室から出てきた女性に声をかけ、犯行に及んだ模様。女性はその場では気が付かず、家に帰り事態が発覚し、交番に届け出る。その後、別の振り袖に着替えた被害者女性が荻窪駅を訪れると、偶然にも犯人の男を発見。警戒中の警察官が取り押さえ、御用となった。なお、付近では同様の事件が3件発生しており、いずれもこの男の犯罪と見られている。
男は取り調べに対し容疑を認め、「将来への不安やストレスから逃れるためにやった。晴れ着を汚すことで気持ちが晴れると思った」などと話しているという。晴れ着を汚して「気持ちを晴らそうとする」とは、なんとも許せない。一生に一度の成人式を文字通り汚された女性には、しっかりと謝罪したうえで罪を償うべきだろう。
逮捕された男も、3年前はその門出を祝ってもらった立場のはず。まだ23歳と若く、いくらでもやり直しがきく年齢。深く反省したうえで、更生することを願いたい。