このグッズの販売方法として、「リラックマ」の公式サイトは「ミスタードーナツ商品販売方法のお知らせ」と題したブログを公開。記事では、「リラックマストア限定商品ではございません」と注意書きをした上で、店舗による事前予約申し込みの実施などを紹介している。また、「事前予約申し込みを行わない店舗でも、店舗の状況に応じて整理券を配布する可能性がございます」、「ぬいぐるみ類は、1会計につき各1点までの販売とさせていただきます」、「ぬいぐるみ類以外にも、点数制限を行う場合がございます」などの注意書きもあり、転売ヤー対策がバッチリだとファンから大絶賛を受けているのだ。
実際、SNSでは今回のコラボについて、「これなら転売問題が大きくはならないと思われる」「争奪戦ではあるけど平和だ」など、販売方法を称賛する多くの書き込みが行われた。転売ヤーといえば、マクドナルドが8月8日から販売を開始した「ポケットモンスター」のハッピーセットで大騒動を巻き起こしたばかり。社会問題化し、マクドナルドは転売と食品ロスで大炎上となり、企業としてのイメージを大幅に下げることになった。
この問題があったからか、今回のリラックマとミスタードーナツのコラボについては、消費者から大絶賛の声が上がっている。中には、「LUNA SEAはマックとコラボしてる場合じゃない! ミスタードーナツとコラボすべき。その方がファンは絶対喜ぶから」「転売ヤー対策をするならば、このくらいはやるべきだ どこかのハンバーガー屋は聞いてるか」など、マクドナルドを批判するコメントも見かける。今回、ミスタードーナツはタイミング良く企業価値を上げることに成功したと、テレビ関係者は大絶賛する。
「そもそも、今回のミスドのコラボは、グッズ販売なのでハッピーセット問題と比べられません。とはいえ、それでもミスドを大絶賛するコメントがSNSで多いんです。逆に、マクドナルドは再び批判されています。転売対策は企業によって違いますが、ミスドはマクドナルドの問題に便乗して企業価値を上げることに成功したといえます」
転売ヤーが諸悪の根源なのは明らかだが、コラボを行う企業にもより高い倫理観が求められる時代になったようだ。