search
とじる
トップ > スポーツ > DeNA、“スーパーサブ”柴田がメインの働き! 苦しむチームに攻守で貢献

DeNA、“スーパーサブ”柴田がメインの働き! 苦しむチームに攻守で貢献

pic pic

柴田竜拓

 5日に横浜スタジアムで行われたスワローズ戦。1点ビハインドから同点に追いついた6回、三浦監督は代走2枚、代打2枚と一気の勝ち越しを狙い勝負手を打ったが、執念実らず同点止まり。代走を送られベンチに下がった首位打者の宮崎敏郎と、タイムリーを放ったネフタリ・ソトの穴は大きく、打線は7回から12回までひとりのランナーも出せぬ状況となり防戦一方の展開となってしまった。

 真綿で首を絞められるような苦しいシチュエーションが続く中、8年目の柴田竜拓の好手がチームを救った。7回には並木秀尊の鋭いサードゴロを見事にさばき、ダブルプレーを完成させると、8回のスコアリングポジションにランナーを置いたピンチの場面では、ホセ・オスナの放ったライン際の打球に半身になりながら反応。雨で打球が速くなるグラウンドコンディションを考慮した勝負どころでのファインプレー連発で、スタンドを陣取ったベイスターズファンの喝采を浴びていた。

 三浦大輔監督も「必死でやってくれているプレー」と目尻を下げていた。今シーズンは4月25日にスタメン出場したが、その後は主に守備固めとしての役割でベンチを温めていた。しかし7月1日にあわやサヨナラの鋭い当たりと、難攻不落のドラゴンズのストッパー、ライデル・マルティネスの剛球をライトに引っ張ってヒットにする活躍を見せた。

 すると翌日には三浦監督が明かした「バッティングコーチから打撃もいいと聞いた。守備はいうまでもない」との理由から久々にスタメンの座をゲット。2フォアボールに1送りバントと見事に役割を果たし、そこから2試合連続のスタメンで、ともに1安打ずつ放ちバットでもアピールしている。それでも打率はやっと2割を超えたところだが、出塁率は.345と良い。「打ちに行った中でフォアボールを取れている」と決して消極的になっていないところは、自分でも評価している部分である。

 「もう8年目ですからね」と、状況判断能力には自信を見せる柴田竜拓。途中からでも最初からでも、チームに求められている仕事をこな小兵は、自らのミッションコンプリートに向けて、常に準備をしている。
 
 取材・文・写真/  萩原孝弘

関連記事

タグから探す


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ