報道による阪神球団はこの日、ケラーが右肘のドクターチェックを受けるため母国・アメリカに一時帰国したことを発表。帰国期間や再来日の日程は未定だという。
昨オフに年俸約8100万円(推定)の単年契約で阪神入りしたケラーは、先発ローテーション候補として期待されていた右腕。しかし、迎えた今季は春季キャンプでなかなかブルペンに入らず岡田彰布監督が苦言を呈し、オープン戦で防御率「7.71」と打ち込まれるなど精彩を欠き二軍スタートとなった。
二軍では4月12日・中日戦までの3登板で防御率「3.45」とOP戦から状態を持ち直しているように見えたが、同日を最後に二軍登板が途絶える。その後、5月30日に岡田監督が「またBK(B・ケラー)がけがかなんか…。あいつなんやねん。ブルペンでまたどっか痛めて、どうしようもない」と、失望交じりにケラーの故障を明かしたことが伝えられていた。
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今回の帰国報道を受け、ネット上には患部の状態はかなり重いのではと心配する声が上がった。一方、中には「ひじ故障以外にも理由ありそうな気がする」、「こないだ発表してた夫人の妊娠が関係してる可能性もあるのでは」、「奥さんの状況も考えて帰国決めたとしてもおかしくはないな」といった憶測の声も見られた。
「ケラーは一時帰国前の6月10日に自身のインスタグラムに投稿し、ジェニファー夫人が第1子を妊娠したことを報告。エコー写真を持ったジェニファー夫人との2ショット画像を添え、『Baby Keller coming December 2023』と12月に誕生予定という一文を記しています。今回の一時帰国に夫人が同伴しているのかは定かではありませんが、そもそも右肘故障の詳細もほとんど伝えられていないということもあり、気をもんだ一部ファンが憶測を立てているのでは」(野球ライター)
阪神一軍はケラーがほとんど稼働していない中でも、13日終了時点でセ・リーグ首位(36勝21敗2分)に立っている。ケラーの必要性は現状ほとんどないといえるが、球団は今後の処遇をどう考えているのだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
B.ケラーの公式インスタグラムより
https://www.instagram.com/bkell721