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社長からのプレゼントを放置! 若手社員の勇気で「社内システムの崩壊」?

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画像はイメージです

 職場ごとに、独自の決まりごとが存在するケースも多いはず。仁科亜香里さん(仮名・26歳)も、以前勤めていた会社のそんな習慣に苦しめられていたと言う…。

 「私は以前、社員10人ほどの小さな会社に勤めていました。そこでは、社員の誕生日にお祝いをするシステムがありました。と言っても、プレゼントを渡す程度です。かつてはケーキも用意されていましたが、いつの間にかその習慣はなくなったそう。

 全員から1,000~2,000円ほど徴収し、プレゼントを購入するわけですが、実はこのシステムを歓迎している社員はいませんでした。社長のみが独断で残している状態でした。

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 何より、プレゼントを選ぶ人が責任重大。そんな役目を、一番下っ端だった私が、いつからか担わされてしまったのです。社長からの“君はセンスがいいから”というひと言で…」

 彼女は周りの社員から気の毒に思われながら、プレゼントを選んでいたそう。そして、彼女本人が誕生日を迎えることに…。

 「誰がプレゼントを選ぶかということになり、私は軽い気持ちで“社長お願いします”と言うと、“分かった”と答えたのです。そして誕生日の日、社長がくれたのは、海外の高級なお茶のセットでした。ただ、量が多かったんですね。そこで私が、“みんなで飲みましょう”と職場に寄贈することに。

 しかし、飲んでみるとこれが美味しくない。誰も手をつけず、放置されていました。それを見て、さすがに社長も気付いたのか、誰かの誕生日が近付いても、プレゼントの準備の指示をして来なくなりました。こうして、誕生日お祝いシステムは崩壊。社長には少し申し訳ない気もしますが、ほかの社員からは感謝されています」

 社長としては、社員の結束のために残していたシステムだったのだろう。最初のうちは盛り上がっていたのかもしれないが、次第に負担に感じるようになり、廃れていった。もはや負の遺産でしかないイベントがなくなるのは、仕方のないことだ。

写真・Craig D

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