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DeNA、“ミスター交流戦”濱口がファームで好投! 打倒パ・リーグへスタンバイOK

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濱口遥大

 ベイスターズの剛球左腕・濱口遥大がファームで奮闘。一軍再昇格へ向け、着々と調子を整えている。

 今シーズンは本拠地・横浜スタジアムでの開幕のジャイアンツ戦で先発登板の重責を任されたが、5回4失点でゲームを作れず黒星スタート。次戦のスワローズ戦では5回途中で6失点KOと辛酸をなめた。

 4月19日には高校時代以来となる出身地の佐賀で凱旋登板。5回までで7安打を許しながら要所を抑え6回まで2失点で踏ん張るも勝負の7回、フォアボールの後にホームランを浴び、7回4失点で敗戦投手に。一度ファームで調整登板を経て、ゴールデンウィークのスワローズ戦で再昇格するも、今度は3回持たずに4失点KO。ここまで未勝利ですでに4敗を喫し、防御率は8.68と散々な数字が並んでいる。

 現在はファームで調整中だ。5月31日には6回2失点ながらも四死球0、奪三振7と久々の好投を披露。6月7日の横須賀で行われた日本ハム戦では6回を無失点、三振も8個奪って勝利投手となり、防御率も1点台まで下げることに成功した。

 一軍では交流戦当初好調な戦いを続け、一時期は首位に立つ勢いになっていたが、今週に入ると急に失速。現在3連敗で首位・タイガースとの差は6.5に開くとともに、3位のカープにも1.5ゲーム差と迫られているのが現状となっている。

 この窮地に、交流戦通算14試合で7勝1敗、ルーキーイヤーの日本シリーズで、王者ホークスに対しあわやノーヒットノーランの快投を見せるなど、パ・リーグ相手に無類の強さを誇る濱口の復調はこの上ない好材料。

 斎藤隆チーフ投手コーチも「彼はセ・リーグの中においてもかなり特殊なピッチングスタイル。バッターはタイミングを取る難しさを感じている」と認める稀有な存在。昨年はローテーションの一角として8勝をマークした実力を持つ左腕は、交流戦の秘密兵器として虎視眈々と再浮上を狙っている。

取材・文・写真 /  萩原孝弘

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